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中古の小型発電機は、数千円から数万円ほどで買い取られるケースが目立ちます。ネットで見かける型式別の価格表には数万円から20万円ほどの金額が並びますが、その多くは未使用品を前提とした数字です。
実際の査定では、出力の大きさやインバーターの有無を土台にしつつ、年式や使用時間、メーカー、機械の調子などを確かめながら金額が割り出されます。
この記事では、持ち運べるエンジン式発電機を対象に、出力別の相場と、業者が公開している中古の買取実績をまとめました。倉庫に眠る発電機がいくらになりそうか見当をつけるヒントとして、使用時間の調べ方や事前の準備まで順を追って解説します。
使わなくなった発電機の売却を考えているなら、農機具買取が専門のウルトラファームにご相談ください。

ここで扱うのは、農作業や防災などに使われる持ち運び式のエンジン発電機です。据え付け型の非常用発電機や蓄電池式のポータブル電源は対象に含めません。また、溶接機を兼ねる発電機やカセットボンベ式は、参考となる買取価格の情報が限られるため、相場表から除外しています。
相場はインバーターの有無と定格出力で分かれるので、先に本体の銘板やカタログで両方を確かめておきましょう。なお、この記事ではインバーターを搭載していない発電機を便宜上「標準型」と呼びます。
複数の買取業者が公開している相場と買取実績を重ねると、目安は次のとおりです。
| 種類と出力 | 未使用 | 中古で動く |
|---|---|---|
| インバーター 1kVA級まで | 3〜5万円前後 | 1〜3万円前後 |
| インバーター 1.4〜2kVA級 | 5〜9万円前後 | 2〜6万円前後 |
| インバーター 2.3〜5.5kVA級 | 9〜20万円前後 | 3〜10万円前後 |
| 標準型 2〜3kVA級 | 2〜3万円台 | 数千円〜1.5万円前後 |
※2026年10月調べ。実際の査定額を保証するものではありません。
未使用と中古の金額がどれくらい離れるかは、業者が日付つきで公開している買取の例から見えてきます。2024〜2026年の13件を調べると、2万円未満が7件、2〜3万円台が5件、5万円が1件でした。ただし、13件のうち6件は機械の状態が記載されていません。
例えば、ホンダのEU9iは、ある買取店が未使用品の価格を4.6万円前後と掲載しています。一方、別の業者が公開した2026年8月の中古品の買取実績は1万円でした。
また、状態の記載がない日付つきの買取参考価格には、1.4kVAのインバーター発電機で1万円、2.8kVAで2.5万円と、上の表の中古の幅を下回るものもあります。
なお、動かない発電機でも数千円から値がつくことがあります。部品取りなどの需要から、壊れた機械も買取の対象にしている業者がいるためです。動かなくても売れる理由や売り先は「壊れた発電機でも買取できる!」で詳しく紹介しています。

相場の表と同じ種類・出力でも、査定額は次の条件で上下します。
それぞれ、査定で見られる点と自分で確認できることを解説します。
発電機は一般に、年式が新しく、使用時間が短いものほど高く評価されます。買取業者によっては「300時間以内」「500時間以内」を高く買い取る節目に挙げていますが、業者のあいだで決まった線はありません。
使用時間の確認方法は機種によって異なります。例えば、ホンダのEU9iやEU18iは、エンジン始動時に緑色の出力表示灯が何回点滅するかで累積運転時間が分かります。
| 点滅回数 | 累積運転時間 |
|---|---|
| 点滅なし | 100時間未満 |
| 1回 | 100〜200時間 |
| 2回 | 200〜300時間 |
| 3回 | 300〜400時間 |
| 4回 | 400〜500時間 |
| 5回 | 500時間以上 |
100時間単位での表示なので、正確な運転時間までは分かりません。また、500時間以上は同じ表示です。それでも、点滅が2回までなら300時間未満、4回までなら500時間未満と読めるので、業者が挙げる節目には照らし合わせられます。
一方、ヤマハのEF1800iSなどには、累積運転時間を表示するアワーメーターが搭載されています。使用時間の表示がない機種もあるため、確認方法は取扱説明書で調べましょう。
参考:ホンダ|EU18i 取扱説明書/ヤマハ発動機|EF1800iS 取扱説明書
使用時間が分からないときは、購入した年や使い方を伝えれば、査定の手がかりになります。「停電時に数回使った」「毎年、農作業で使用していた」など、分かる範囲で説明しましょう。
ホンダ、ヤマハ、デンヨー、新ダイワ、マキタなど、国内メーカーの発電機は中古市場でも需要があると買取業者が案内しています。
査定ではメーカー名だけでなく、型式から分かる仕様も確認されます。主な確認項目は次のとおりです。
電圧には単相100Vのほか、100Vと200Vを切り替えられる機種や三相200Vの機種があります。用途が違うので、電圧の違いも査定で見られる、と案内する業者があります。
本体に記載された型式を伝えておけば、買取業者がすぐに仕様を確かめられるはずです。
中古発電機の査定では、エンジンが正常に始動するか、電気を安定して供給できるかが確認されます。
ほかにも、次のような部分が査定の対象です。
自分で動作を確認するなら、屋外の風通しが良い場所でエンジンを始動し、電気製品をひとつ接続してみましょう。発電機は、倉庫や室内では運転しないでください。排気ガスに含まれる一酸化炭素によって中毒を起こす危険があります。
また、古いガソリンが残っている発電機は、無理に始動させないでください。燃料の扱いは、このあとの「ガソリンの扱い」で確かめてください。不具合が見つかっても自分で修理せず、そのままの状態を業者へ伝えましょう。

発電機の査定を申し込む前に、本体の情報や付属品を確認しておきましょう。次の内容を整理しておくと、業者が機種や状態をつかめます。
金額が上がるかは機械しだいですが、伝えることがそろっていれば、申し込みから査定までの話が早く進みます。
長期間使用していない発電機に古いガソリンが残っているなら、エンジンを始動する前に燃料の状態を確認してください。ホンダは、30日以上エンジンを始動させないとき、燃料タンクとキャブレターからガソリンを抜くよう案内しています。
自分でガソリンを抜くときは、機種の取扱説明書に従って作業しましょう。ホンダEU18iでは、市販のガソリン用ポンプなどで燃料を専用容器へ移す方法が案内されています。電動式ポンプは使用せず、火気を近づけないよう、換気の良い屋外で作業してください。
ただし、売却前の燃料については、抜いておくよう案内する業者と、無理に抜かず事前に相談するよう案内する業者があります。出張買取を利用するなら、ガソリンが残っていることを事前に伝え、取り扱いを確認しておくと良いでしょう。
発電機の型式や製造番号は、本体に取り付けられた銘板などで確認できます。文字が読めるよう、スマートフォンで写真を撮っておきましょう。
製造番号の呼び方はメーカーによって異なり、ホンダでは「フレーム号機」と呼びます。取扱説明書の控え欄に番号が記載されていることもあるため、本体で見つからなければ確認してみてください。使用時間の表示がある機種なら、表示内容やランプの点滅回数も控えておくと、査定のときにそのまま伝えられます。
発電機の付属品が残っているなら、本体と一緒に査定へ出しましょう。購入時の付属品がそろっているほど、評価されやすいと案内する買取業者もあります。確認しておきたいのは、次のようなものです。
機種によって付属品は異なります。並列運転や充電に使うコードは、別売りで買ったものも一緒に出しましょう。
もちろん、説明書や元箱がなくても査定は受けられます。付属品を新たに購入する必要はありません。

発電機の主な売却方法は、店舗への持ち込み、個人売買、農機具買取業者の出張買取の3つです。
売り先を考える際は、本体の重さと運搬方法も確認しましょう。1〜2kVA級の小型発電機には13〜21kgほどの製品がありますが、2kVAを超えると50kg以上の機種もあります。
また、ヤマト運輸の宅急便では、発電機は新品・未使用で、燃料やオイルが入っていない状態に限って発送できます。中古発電機は宅急便で送れないため、運搬方法まで考えて売り先を決めましょう。
近くにリサイクルショップや工具の買取店があれば、発電機を直接持ち込んで売却できます。
自分で運べる小型機なら、店舗で現物を見てもらえる手軽さがあります。ただし、総合リサイクルショップは店によって発電機の扱いに慣れているかが違うので、発電機を買い取っているかを電話で聞いてから持ち込むと、無駄足になりません。
また、宅配買取を行っている店舗でも、中古のエンジン機器は配送上の理由から受け付けないところがあります。持ち込みの可否や買取対象となる機種を、事前に確認しておきましょう。
フリマアプリやネットオークションを使えば、自分で販売価格を設定できます。買取業者へ売るより高値で取引できることもありますが、必ず希望額で売れるわけではありません。
出品する際は、型式や使用状況、動作確認の結果、不具合の有無などを正確に説明する必要があります。
購入希望者からの問い合わせや梱包、配送手配も自分で行います。宅急便を使えない中古の発電機は、送り方を出品の前に決めておく必要があり、手間をかけられる人に向いた売却方法です。
発電機を自分で運ぶのが難しいなら、農機具買取業者の出張買取を利用する方法があります。
業者が保管場所まで来て現物を確認するので、重い発電機を運ぶことも、送り方を考えることもありません。残ったガソリンの扱いも、申し込みのときに一緒に相談できます。
また、農機具を扱う業者なら、倉庫にあるトラクターや耕うん機、エンジン式コンプレッサーなど、ほかの機械もまとめて査定を頼めるのが利点です。コンプレッサーを売るときに見られるところは「農業用コンプレッサーも高額買取可能!」にまとめています。
ウルトラファームでも、発電機の買取を全国の出張で受け付けています。
農作業で使わなくなった機械を一度に整理したいときは、発電機と合わせて農機具買取に相談してみましょう。
発電機がもっとも高く売れる時期は、明確には分かっていません。
春先や台風シーズン前に需要が増えると説明する業者もありますが、季節による買取価格の変動を数字で示した資料は確認できていません。使う予定がないなら、年式が古くなる前に査定へ出すのが良いでしょう。
古い発電機でも、正常に動けば値がつくことが多くあります。
20年以上前の発電機も買い取ると案内している業者があります。ただし、査定額は年式や状態しだいです。
ヤンマー、デンヨー、新ダイワ、マキタ、スズキなどの国内メーカーの発電機も、買取の対象です。
海外ブランドのインバーター発電機についても、1.9〜2.8万円の買取参考価格を掲載する業者があります。ただし、部品の供給が終了している機種などは、買取を断られることもあります。
業務用ディーゼル発電機を扱う買取業者もあります。ただし、小型のエンジン発電機とは査定条件や相場が異なります。
本体とエンジンの銘板、運転時間などを確認し、業務用機器を扱う業者へ相談しましょう。数百kgある機種もあるため、積み込みや搬出の手配についても確認が必要です。
発電機の出張査定を無料で行う業者はありますが、すべての業者が無料とは限りません。
品目によって条件が付くこともあるため、申し込み前に査定料と出張費の有無を確認しましょう。
この記事では、発電機の買取相場や査定額が決まる条件、売却前に確認しておきたいことを解説しました。発電機を売るときは、次のことを押さえておきましょう。
重くて店に持ち込めない発電機や、宅急便で送れない中古の発電機なら、出張買取が向いています。ウルトラファームの農機具買取なら、倉庫まで伺って、発電機のほかに使わなくなった農機もまとめて査定します。手元の発電機に値がつくか、まずは査定で確かめてみてください。
出張買取フォーム、またはお電話にてお気軽にお問い合わせください。専任スタッフより折り返しご連絡いたします。
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