クボタの中古耕運機で失敗しない選び方|人気モデルの相場と買い替えのコツ

「クボタの耕運機が欲しいけれど、新品は高額で手が出ない」 「中古を買ってすぐに壊れたらどうしよう」

そんな悩みを抱えている方も少なくないでしょう。 中古市場において、クボタの耕運機はプロ・アマ問わず高い人気を誇ります。その理由は、単なるブランド力だけでなく、長く使い続けられる理由があるからです。

この記事では、中古でもクボタが選ばれる理由や、購入時に絶対に見落せないチェックポイントを分かりやすく解説します。農機具買取を利用して効率よく買い替えを進める方法にも言及しました。ぜひ、納得の一台選びにお役立てください。

農機具買取や買い替えを検討されているなら、ウルトラファームにご相談ください。全国へ無料出張いたします。

目次

なぜ中古でもクボタの耕運機が人気なのか

「安物買いの銭失い」になりたくない方にこそ選ばれている、クボタならではの古くても衰えない価値について説明します。

プロも認める耐久性と部品供給の安心感

クボタの耕運機においては20年、30年前のモデルが現役で稼働しているというケースが決して珍しくありません。単に外装が頑丈というだけでなく、過酷な土壌での連続使用でもへこたれないエンジンのタフさが、プロの農家から信頼を得ている理由です。

また、中古購入のリスクである、故障したら部品がないという不安を払拭できるのもクボタの大きな強みです。クボタは補修部品の供給期間が他社に比べて非常に長く、古い型式であっても純正パーツが手に入りやすいため、修理を諦めて廃車にする事態を避けられます。

参考:クボタ「クボタの部品供給」

壊れたら買い替えではなく直して使い継ぐことができるため、機械としての寿命が長く、結果として資産価値がゼロになりにくいのです。

初心者でも扱いやすい操作性

初めて家庭菜園に取り組む方にとって、本格的な農機具の操作は難しそうに感じるかもしれません。しかしクボタの耕運機は、初心者でも直感的に扱えるよう、レバーの配置や操作手順が非常に分かりやすく工夫されています。

女性や高齢の方でも軽い力で旋回できる機能など、誰でも安全に作業できるミニ耕うん機も人気です。複雑な技術を習得しなくても、購入したその日から快適に土作りを始められるでしょう。

プロ仕様の十分な馬力を持ちながら、ユーザーへの優しさを兼ね備えている点はクボタならでは。この誰にでも扱える操作性の良さが、中古市場でも幅広い層から支持される理由のひとつです。

クボタ中古耕運機の価格相場

クボタの耕運機は、コンパクトな家庭菜園向けから、本格的な農作業に対応する高馬力モデルまで幅広くラインナップされており、中古市場でも高い人気があります。ここでは、「3〜5馬力未満」「5〜10馬力」と馬力帯ごとの価格相場と、具体的な人気機種の取引事例を紹介します。

3〜5馬力未満:家庭菜園に最適なミニ耕うん機

この馬力帯は、主に家庭菜園や小規模な畑で使用されるミニ耕うん機や管理機が中心です。車体もコンパクトで取り回しやすく、初めて耕運機を購入する方にも人気があります。中古市場では、状態や使用時間によって価格差が出やすい傾向があります。

機種例馬力中古価格相場(目安)
TMAシリーズ (例:TMA25, TMA300)2.4〜3馬力程度35,000円〜100,000円程度
TRシリーズ (例:TR300, TR60 土の助)3〜4.2馬力程度44,000円〜85,000円程度
FRTシリーズ (例:FRT50 フロントエース)4.8馬力程度35,000円〜70,000円程度

価格は安価なもので数万円台から見つかりますが、極端に安いものは動作未確認や修理が必要なジャンク品の可能性があるため注意が必要です。このクラスは状態が良ければ10万円前後で取引されることもあります。

5〜10馬力:本格的な耕うん作業に対応する中型管理機

このクラスは、一般的な農家や広い畑を持つ家庭菜園で使用されることが多い、実用性の高い中型管理機が中心です。馬力があるため、硬い土の耕うんや深耕、畝立てといった多様な作業に対応できるのが特徴です。クボタの「陽菜(はるな)」シリーズなど、人気の高い機種が多く含まれます。

機種例馬力中古価格相場(目安)
TRシリーズ (例:TR600, TR7000 陽菜)5.5〜6.2馬力程度70,000円〜141,000円程度
TRシリーズ (例:TR70, TR90)6.8〜8.5馬力程度55,000円〜130,000円程度
PCシリーズ (例:PC700, PC750N)6.3馬力程度89,999円〜180,000円程度

ロータリーの正逆転機能やデフロック機能など、作業効率を高める機能が搭載されているモデルが多く、機能が充実しているものほど高値になる傾向があります。整備済み・動作良好なものは10万円を超えるのが一般的です。

中古クボタ耕運機のチェックポイント

新品にはない手頃さに、中古耕運機の購入を検討されている方も多いでしょう。しかし、前所有者の使い方によって状態はさまざまです。購入後に高額な修理費用が発生する事態を防ぐためにも、チェックすべき箇所は決まっています。

エンジンの始動性

ヤフオクなどネット購入では実機を触れないため、商品ページの記載内容が頼りです。「一発始動」「アイドリング安定」など、エンジンの調子に関する記述があるかを徹底的に確認しましょう。「動作未確認」や「現状渡し」といった曖昧な商品は、修理前提でない限り避けるのが無難です。

少しでも記載不足を感じたら、遠慮なく出品者に質問してください。白煙や異音はないかなどを確認し、明確な回答を得ることが大切です。ここでのやり取りは、出品者の信頼度を測るバロメーターにもなります。

エンジンは修理費用が高額になりやすいパーツです。後々のトラブルを防ぐためにも、説明文を鵜呑みにせず、納得できるまで状態を確認してから購入ボタンを押す慎重さが求められます。

✅️ 合わせて読みたい耕運機のエンジンがかからない原因と対処法

耕うん爪の摩耗具合

土を耕す爪は、消耗する部品です。極端にすり減っていると購入後すぐに交換費用がかかるため、必ずチェックしましょう。爪が摩耗すると、耕うんやすき込み、反転といった作業の効率が著しく低下してしまいます。ネット購入なら、爪部分が確認できる写真が必須です。

また、爪の回転軸周辺の黒ずみにも注目しましょう。写真越しでも軸の根元が油で湿って黒光りしているなら、オイルシールからの漏れが疑われます。これは単なる爪の交換以上に、修理の手間とコストがかかるトラブルのサインです。

アワーメーター・年式

中型以上の耕運機には、稼働時間を積算するアワーメーターが付いている機種があります。自動車の走行距離と同様に、この数値が少ないほど使用頻度は低いと判断できますが、あくまで目安のひとつとして捉えましょう。

年式とのバランスを見極めることも必要です。年式が古いにもかかわらず極端に稼働時間が少ない機体などは、長期間倉庫で放置されていた可能性があります。機械は動かさないことでも劣化が進むため、数字だけで良し悪しを即断できない側面もあるのです。

小型の管理機などメーターがない機種については、製造年式やモデルの販売時期を調べ、外装の劣化具合と照らし合わせて判断します。タイヤのひび割れや塗装の色あせなど、経年劣化のサインと合わせて総合的に評価しましょう。

整備状況

定期的にエンジンオイルやミッションオイルが交換されていたか、エアクリーナーなどの消耗品が手入れされていたかなど、整備履歴が確認できると安心です。

専門店で購入するなら、販売前にどのような点検整備を実施したかを質問しましょう。「現状渡し」として安く販売されている機体は、購入後に自分で整備する手間やコストが発生するリスクがあるため、機械に詳しくない方にはハードルが高いかもしれません。

農機具特有の泥汚れがきれいに洗浄されているかどうかも、整備への姿勢を判断する材料になります。見えない部分まで手入れが行き届いている機械は、前の持ち主や販売店に大切に扱われてきた証拠といえるでしょう。

保証・返品条件・配送費

中古でも動作保証があるか、初期不良時の対応が可能かを確認しましょう。保証がない場合は、リスクに見合う価格か検討が必要です。

また、大型の耕運機は配送料が高額になりがちです。本体価格が安くても、遠方からの送料を含めると総額が割高になるケースがあるため注意してください。

自宅配送か営業所止めかなど、受け取り方法も要確認です。トラブル回避のため、契約前に最終的な支払額と納品条件を明確にしておきましょう。

クボタの中古耕運機はどこで買う?

クボタの耕運機は流通量が多いため、全国の農機具店やインターネット上で多くの取引が行われています。しかし、どこで買うかによって価格の安さをとるか、整備の安心感をとるか、メリットは大きく変わってきます。

クボタディーラー・農機具店

安心感を最優先するなら、地域のクボタ正規ディーラーや農機具店での購入が確実です。プロの整備士が点検・整備を行ってから販売するため、中古といえども機体のコンディションは折り紙付きといえます。

その分、価格相場は個人売買などに比べて高めに設定されますが、それは安心料と考えることもできます。整備済みの良品が手に入るため、すぐ作業に使いたい方には最適です。

中古農機専門店・通販サイト

中古農機を専門に扱う店舗やその運営する通販サイトは、在庫数が豊富で比較検討しやすいのが特徴です。全国から買い取った機体が集まるため、探している特定のモデルや年式のクボタ耕運機が見つかりやすいでしょう。

遠方の店舗から通販で購入するときは、実機確認が難しい点に注意が必要です。そのため、詳細な写真や整備記録の開示を求め、状態を正確に把握することが欠かせません。電話やメールでの問い合わせ対応が丁寧かどうかも、優良店を見極めるポイントです。

また、大型商品の配送となるため、送料を含めた総額が予算内に収まるかどうかも確認しておきましょう。

ネットオークション・フリマアプリ

ヤフオクやメルカリなどの個人売買は、中間マージンがないため格安で入手できる可能性が高い購入方法です。掘り出し物に出会えるチャンスがありますが、出品者が農機のプロとは限らないため、状態の良し悪しには大きなバラつきがあります。

ここでは、前述したような写真や説明文でのチェックが不可欠です。不具合が隠れていないか、自分で判断できる目利き力が求められます。出品者の評価や過去の取引履歴も判断材料となります。

万が一の故障時には自分で修理手配をする覚悟が必要なため、ある程度機械の知識がある中・上級者向けの購入ルートといえるでしょう。

地域掲示板・知人からの譲渡

ジモティーなどの地域掲示板や、離農する知人から直接譲り受ける方法は、送料がかからず安価に手に入れられるケースが多いです。前の持ち主の顔が見えるため、どのような環境で使われていたのか、保管状況や不具合の癖などを直接聞ける安心感があります。

ただし、個人間のやり取りとなるため、金銭トラブルや引き渡し後の故障に関する取り決めは曖昧になりがちです。譲り受けた直後に壊れても文句が言いづらいなど、人間関係への配慮も必要になります。

契約書などの公的な書類がないことが多いため、誠実なコミュニケーションがトラブル回避の鍵となります。機体の状態だけでなく、相手との信頼関係も考慮して取引を行う姿勢が必要です。

クボタの中古耕運機をお得に買い替えるには

クボタの耕運機は中古でも値崩れしにくいため、購入にはある程度の予算が必要です。なるべく今ある農機具を資金に変え、買い替えを少しでも安く抑えましょう。

古い農機具は買取に出そう

買い替え予算を組む際、手元の農機具を売却して購入資金の一部に充てるのは非常に合理的な手段です。遊休資産となっている機械をただ倉庫で眠らせるのではなく、次の投資への有効なリソースとして活用しましょう。

特に日本製の農機具は海外での評価が高く、需要が尽きません。国内の感覚では「古すぎて値段がつかない」と思われるような状態であっても、輸出用や部品取りとして価値が見出され、しっかりと値段がつくケースは多々あります。

廃棄処分業者に依頼すれば回収費用がかかってしまうところを、買取であれば逆に現金化できる可能性があります。コストのマイナスをプラスに変えるためにも、まずは査定に出して市場価値を確認してみるのが得策です。

下取りと買取はどっちがお得?

買い替えの際、購入店で古い機械を引き取ってもらう下取りは、手続きが一度で済むため非常に楽です。しかし、金銭的なメリットを最優先するのであれば、農機具専門の買取業者に依頼する買取の方が、高値がつくことが多いでしょう。

販売店が行う下取りは、あくまでサービスの一環としての査定になりがちで、市場価値が厳密に反映されないこともあります。一方、買取専門店は独自の販売ルートや相場データを持っているため、その機械が持つ本来の価値を適正に評価してくれます。

少し手間はかかりますが、購入は販売店で、売却は買取専門店でと分けることが賢い選択です。

高く売るための簡単なコツ

査定額を確実にアップさせるためにまず確認すべきは、付属品の有無です。取扱説明書や純正工具、予備パーツなどが揃っていると、再販時の価値が高まるためプラス査定の対象となります。

また、高額な修理をする必要はありませんが、動作確認ができる準備は重要です。バッテリーを充電しエンジンがかかる状態にしておけば、不動車扱いされるのを防げます。スムーズに動作を見せることで、機能面に問題がないことをアピールできます。

最後に、見た目の印象も意外と査定額にかかわるポイントです。泥汚れを落とし、ボディを綺麗にしておくだけでも、大切に管理されていた機体という好印象を査定員に与えられます。このひと手間が、最終的な評価を後押しするのです。

クボタの耕運機で農機具買取を利用するメリット

クボタの耕運機は信頼性が高く、中古市場でも継続して取引されるモデルが数多く存在します。買取サービスとの相性が良く、現金化までのスピードを重視したい人にも向いています。

また、耕運機と一緒に不要な農機具をまとめて売却できる点も買取サービスのメリットといえるでしょう。これらについて詳しく解説します。

クボタなら需要が高い

国内シェアトップクラスのクボタは、中古市場でも高い需要が続いています。買い手が常に見つかる状態にあるため、買取店側も在庫を抱えるリスクを恐れずに、強気の査定額を提示しやすいという構造的なメリットがあります。

また、年式が古いモデルや不動車であっても、海外輸出や部品取りとしての価値が確立されているのも、クボタならではの強み。他メーカーに比べて値段がつかないと断られるリスクが低いのも大きな特徴です。

現金化が早い

ネットオークションなどは高く売れる可能性がありますが、いつ落札されるか分からず、入金までに時間がかかるのが難点です。一方、買取業者はその場で査定し、金額に合意すれば即座に売買契約が成立します。

多くの業者が引き取りと同時に現金支払い、あるいは数日以内の振込に対応しています。

このスピード感は、ビジネスとして農機具を扱うプロ相手ならではのメリットです。余計な待ち時間や買い手とのやり取りによるストレスなく、スムーズに資産を資金に変えられます。

耕運機以外の農機具もまとめて売れる

耕運機を処分するタイミングでは、倉庫に他の不要な農機具も眠っていることが多いものです。買取サービスなら、トラクターや草刈機、チェーンソーなど、メーカーや種類を問わずまとめて査定に出すことができます。

個別に売り先を探す手間が省けるだけでなく、業者側も一度の出張で複数の商品を仕入れられるため、運搬コストが浮いた分を査定額に上乗せしてくれる「まとめ査定」が期待できます。

倉庫の片付けと資金作りが一気に完了するため、非常に効率的です。一点ずつ処分するよりも、セットで依頼した方がトータルの手取り額や満足度は高くなる傾向にあります。

まとめ

クボタの耕運機は頑丈で部品も手に入りやすいため、中古でも十分に活躍してくれます。ただし、状態は一台ごとに異なるものです。購入前にはエンジンや爪の減り具合などをしっかりチェックして、納得できるものを選びましょう。

もし、新しい機械への入れ替えや、手元の農機具の処分でお悩みなら、農機具買取を専門とするウルトラファームが力になります。専門スタッフが愛機の価値を正しく評価し、スムーズな買い替えをお手伝いします。まずは無料査定で、次のステップへの準備を始めてみませんか。

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