スパイダーモアの欠点とは?利点とメンテナンス方法も紹介

「スパイダーモアが欲しいけど、欠点はある?」
「他のモアとの違いは?」

スパイダーモアは傾斜地でも草刈作業が行える優れものです。欠点も知っておくことで、あなたが必要とする農作業に適しているかをより判断しやすくなるでしょう。

ウィングモアとの違いも説明しています。

スパイダーモアの購入を検討してる人はもちろん、不要になった農機具買取について知りたい人も参考にしてください。

目次

スパイダーモアとは

スパイダーモアは、畦や傾斜地でも密着して効率的に草を刈れる自走式草刈機です。

車輪には突起が備わっており、これがスパイクのように地面をしっかり捉えることで、傾斜地でも滑りにくく安定して走行できるようになっています。

モア下部にはロータリーディスク(刈刃)が装備されており、この刃が高速回転し、モアの下に位置する草を効率的に刈り取ります。

ロータリーディスクは水平に回転するため、刈り取った草の仕上がりが綺麗になるのが特徴です。

また、スパイダーモアは長いハンドルを備えているため、作業者が操作中に斜面まで降りて歩く必要がなく、安全性に優れています。

ややパワーが低いため障害物が多い場所では使い勝手が悪くなることがありますが、平地はもちろん、傾斜地での使用を得意としており、その用途の広さから多くの場面で利用価値が高いモアとなるでしょう。

スパイダーモアとウィングモアの違い

スパイダーモアは、車輪に突起が備わっているため、これがスパイクのように地面をしっかり捉え、傾斜地でも滑りにくく安定して走行できます。

下部にはロータリーディスクがあり、この刃が高速回転し、モアの下に位置する草を効率的に刈り取ります。

一方で、ウイングモアとは、その名の通り羽のような形状をしており、刈り取り部が2つに分かれているモアです。この構造により、畦の上を歩くだけで平面と斜面を同時に刈り取ることが可能です。

ウィングモアは、スパイダーモアと同様に畦や傾斜地での作業に適しており、このような場所での草刈り作業の生産性を高めてくれます。

ただし、ウィングモアは、その構造から斜面部分が長い場所には不向きであり、主に畦の高さが低い短い斜面での使用に限られます。

スパイダーモアは斜面の長短を問わず、また平地での使用も可能であるため、より多くの状況に対応できる汎用性を持っているといえるでしょう。

傾斜角度の対応範囲も異なるため、購入にあたっては作業場所の傾斜を考慮する必要があります。

スパイダーモアの欠点

スパイダーモアの欠点は大きく2つ挙げられます。

背の高い草は苦手

スパイダーモアは軽量で小型に設計されているため、背が高い草や雑草の密集地帯で作業には不向きです。

このような場所で草刈りを行う場合、エンジンがパワー不足で、作業の途中でエンジンが停止することがあります。

そのため、このような環境では刈払機なども併用することで、パワー不足を補いつつ効率的な草刈りが可能になるでしょう。

刈払機と草刈機の違いについても、確認しておいてください。

凹凸のある地面には不向き

スパイダーモアの最低地上高は低めに設計されているため、地面の凹凸が激しいエリアや地面が柔らかい場所も得意ではありません。

刈刃部分が地面に触れてしまい、走行に支障をきたすことがあります。

これはスパイダーモアが平坦な地形を前提に設計されているためであり、不整地での使用には適していません。

このような場合も、刈払機やその他の草刈機との組み合わせにより対処することが望ましいです。

ハンマーナイフモアとの比較も理解しておくと、両者の特徴がつかみやすいでしょう。

スパイダーモアの選び方

スパイダーモアの選び方は下記の3つです。

  • ハンドルの長さ
  • エンジンのパワー
  • 刈幅の広さ

それぞれ説明します。

ハンドルの長さ

スパイダーモアを選ぶときは、ハンドルの長さは斜面の草刈りをする上で重要です。

適切な長さでない場合、谷側の草を刈り落とすことができず、作業が不完全になる可能性があります。

しかし逆に、ハンドルが長すぎるとそれだけ重量が増し、機動性が低下します。

そのため、斜面の高さに合ったハンドルの長さを選ぶことが肝心であり、現場の具体的な条件や作業者の体力を考慮して、最適な長さを見極める必要があるでしょう。

エンジンのパワー

密集した雑草や高い草に対処するためには、エンジンのパワーが不可欠です。

パワーが不足していると、エンジンが頻繁に止まり作業効率が著しく落ちるため、草の状態に応じて排気量が高いモデルを選択することが重要です。

ただし、高い排気量は重量増につながるため、軽快な操作性を優先する場合は、雑草が密集する前に定期的に刈り取るなどの作業計画を立てるべきです。

刈幅の広さ

刈幅は作業効率に大きな影響を及ぼします。

広い刈幅のナイフは、単位時間あたりの作業面積を大幅に増やすことができます。

一方で、狭い場所での作業には不向きな場合があります。特に狭い水田の畦畔などでは、小さい刈幅のほうが扱いやすくなります。

このように、作業場所の広さや形状に適した刈幅のモデルを選ぶことが望ましく、最も効率の良い作業が可能になるモア選びが重要です。

スパイダーモアのメンテナンス

スパイダーモアのメンテナンスは、主にミッションオイルの交換、エアクリーナーの清掃、刈刃の交換、燃料の抜き取りが含まれます。

初めてのミッションオイル交換は約20時間の使用後に必要で、その後は100時間ごとを目安に実施するのが適切です。

草刈り作業は基本的にがホコリっぽい環境であるを考慮して、エアクリーナーは頻繁に掃除する必要があります。理想的には燃料を補給するたびに行います。

刈刃は磨耗や損傷が見られたときに交換し、特別な工具を使用して着脱します。

使用シーズンが終わった際には、燃料の劣化を防ぐために燃料を抜いておきましょう。

スパイダーモアなど草刈機のメンテナンスは、長期間にわたって問題なく使用するうえで重要です。

スパイダーモアの刈刃の交換について

刈刃は使用にともなって均等に磨耗するため、交換時にはすべての刃を一度に新しいものにします。

また、刈刃と共に固定するボルトも摩耗や劣化が進むため、刈刃の交換と同時にボルトも新しくすることが一般的です。

安全性と機械の保証を考慮して、刈刃の交換にはメーカーの純正品を使用することが原則とされており、社外品を使う場合は安全リスクや保証の問題が生じる可能性があります。

同様に、エアクリーナー・エレメントの交換もユーザーが行うことができ、交換時期はメーカーや機種により異なりますが、通常は50〜100時間の使用が目安です。

これらのパーツも純正品の使用が勧められており、詳細は取扱説明書にて確認することが大切です。

まとめ

スパイダーモアは、蜘蛛のように傾斜地でもしっかりグリップし、快適な草刈作業ができるのが特徴です。

利点も欠点もありますが、購入の際には欠点が大きな問題とならないか確認しておきましょう。

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