中古ハンマーナイフモアの相場はいくら？価格の目安と賢い購入方法を解説

「草刈り作業をもっと楽にしたい」

そんな方にとって、ハンマーナイフモアは強い味方になります。ただ、新品を購入するとなると高額で、導入に躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで注目したいのが 中古のハンマーナイフモア です。中古市場では、状態の良い機種をお得に購入できるチャンスがありますが、実際の相場が気になります。

そこで、この記事では、主要メーカーの中古相場や、より賢く購入する方法について詳しく解説します。不要な農機具を売って資金を確保する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【メーカー別】ハンマーナイフモアの中古相場

ハンマーナイフモアの中古相場は、メーカーやモデル、使用状況によって大きく異なります。ここでは、オーレック・バロネス・ヤンマーの代表的な機種の相場と特徴を詳しく解説します。

オーレック（OREC）

モデル	馬力	中古価格帯
HR662	8馬力	16～40万円
HR663	8馬力	30〜37万円
HR665	10馬力	36〜41万円

オーレックは、日本国内の草刈機分野で高いシェアを誇るメーカーで、ハンマーナイフモアの分野ではトップクラスの実績 を持っています。「ブルモアー」というブランド名で多数の製品を販売しており、幅広い製品ラインナップを展開しています。

オーレックのハンマーナイフモアは、傾斜地や不整地での安定性と操作性に優れているのが特徴です。ラジコン式やハンドガイド式の草刈機においては業界をリードする技術を持ち、中古市場でも人気が高くなっています。

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バロネス（BARONESS）

モデル	馬力	中古価格帯
HM80	9馬力	15〜40万円
HM800	10馬力	58〜85万円
HM95	12馬力	5〜20万円

バロネスは、 芝管理機械のトップブランドとして知られ、公園、ゴルフ場、スポーツ施設の管理者から高く評価されています。ハンマーナイフモアにおいても、 業務用としての耐久性や刈り取り性能に優れたモデルを展開しています。

バロネスのハンマーナイフモアは、精密な刈り取り性能と美しい仕上がりが強みです。トップシェアを誇るゴルフ場など、美観を重視する分野での使用に適しており、刈り取り後の仕上がりの均一性に優れています。

中古市場では オーレックほどの流通量はないものの、状態の良い個体が見つかることが多く、価格はやや高めの傾向にあります。

ヤンマー（YANMAR）

モデル	馬力	中古価格帯
YKR80	7馬力	12〜28万円
YW450H	8馬力	9〜25万円
RC9	8.5馬力	5〜17万円

ヤンマーは 農機具メーカーとしての歴史が長く、エンジン技術に優れている ことで知られています。トラクターや田植機、コンバインなど幅広い農業機械を製造しています。

ハンマーナイフモアに関しては、 ディーゼルエンジン技術を活かした燃費効率の良さと高い耐久性が特徴です。安定したパワー出力と信頼性の高さから、プロユーザーからの評価も高くなっています。

中古市場では特に整備状態の良い機種は価値が下がりにくく、将来の売却も視野に入れやすいメーカーです。

中古ハンマーナイフモアのメリット

中古のハンマーナイフモアは、新品より価格が安く、コストを抑えられるのが魅力です。減価償却が早く経費計上しやすい点や、納期が短くすぐに使用できる点もメリットといえます。これらを詳しく解説します。

価格が安い

新品のハンマーナイフモアは高性能ですが、その分価格も高額になりがちです。新品のハンマーナイフモアは数十万円から、モデルによっては100万円を超えるものもありますが、中古なら状態の良いものでも新品の半額以下で手に入ることがあります。

オーレックやバロネスといった人気メーカーの製品は耐久性が高く、中古市場でも一定の品質が保証されているケースが多いといえます。

農機具の購入は事業の収益に直結するため、初期投資を抑えることで他の設備や資材に資金を回すことができるのもメリットのひとつといえます。

減価償却が早い（経費計上しやすい）

中古ハンマーナイフモアは、減価償却の観点からもメリットがあります。新品の場合、法定耐用年数である7年間で減価償却を行いますが、中古品では使用年数が短縮されるため、より早く経費計上ができるのです。

例えば、法定耐用年数を全て経過した中古品では、耐用年数は「法定耐用年数×20%」で計算され、2年で償却が完了することになります。

短期間での減価償却は、経営計画を立てやすくするだけでなく、税負担を軽減する効果も期待できます。特に利益が出ている年などには、節税対策として有効な選択肢となるでしょう。

納期が早い

新品のハンマーナイフモアは、メーカーからの取り寄せになることが多く、注文から納品まで数週間から数か月かかることがあります。繁忙期では、納期がさらに遅れることも考えられます。

一方、中古のハンマーナイフモアは、販売店に在庫があれば、契約後すぐに引き渡し可能なのが嬉しいポイントです。つまり、「明日から草刈りを始めたい」といった急なニーズにも対応できるのです。

これは、作業の遅れが収穫量や品質に影響を与える農業において、大きなメリットになるでしょう。

中古ハンマーナイフモアのデメリット

中古のハンマーナイフモアは価格面でのメリットがある一方で、耐久性の不安や保証の短さ、メンテナンスの必要性といったデメリットもあります。購入時には、機械の状態や保証内容を慎重に確認し、リスクを理解したうえで選ぶことが求められます。

耐久性に不安がある

中古のハンマーナイフモアは、すでに使用されていた機械であるため、耐久性に不安が残ることがあります。前の所有者がどのように使用し、メンテナンスしてきたかによって、その状態は大きく左右されます。

外見上は綺麗に見えても、内部のエンジンや駆動系、刃の摩耗が進んでいる可能性は否定できません。特に、酷使されやすい農機具であるため、見えない部分の劣化が進んでいることも考えられます。

耐久性に関する不安を払拭するためには、購入前の入念なチェックと、販売店への詳細な確認が欠かせません。

✅️ 合わせて読みたい：ハンマーナイフモアの替刃交換の時期とは？

保証がない場合がある

中古ハンマーナイフモアには、保証がつかないことが多く、ついていても短期間であることが一般的です。新品の場合、メーカー保証が数年間付与されるため、初期不良や故障時のサポートが充実していますが、中古品ではそのような保証が期待できません。

特に、個人売買やオークションで購入したケースでは、購入後のトラブルに対して一切の保証がないことがほとんどです。また、販売業者が保証を提供していても、保証範囲が限定されて、エンジンや主要部品の故障は保証対象外となるケースもあるため注意が必要です。

メンテナンスが必要になることがある

中古のハンマーナイフモアは、新品に比べて、どうしてもメンテナンスや修理の頻度が高くなりがちです。長年使用されてきた機械であるため、各部に摩耗や劣化が生じている可能性が高く、定期的なメンテナンスは欠かせません。

また、予期せぬ故障が発生するリスクも、新品よりは高くなるでしょう。メンテナンスや修理には、部品代や技術料がかかり、場合によっては高額な出費となることもあります。

さらに、古い機種の場合、部品の入手が困難であったり、メーカーのサポートが終了していたりすることもあり、修理自体が難しいケースも考えられます。中古品を購入する際には、これらのリスクを十分に考慮することが必要です。

中古ハンマーナイフモアを賢く手に入れる方法

中古のハンマーナイフモアを賢く手に入れるには、信頼できる販売店を選ぶことが大切です。整備済みの機械なら、購入後すぐに安心して使えます。

また、使わなくなった農機具を売却すれば、資金に余裕を持たせることができるでしょう。オークションやフリマアプリを活用する方法もありますが、状態確認が難しいため慎重な判断が必要です。

信頼できる中古農機具販売店を選ぶ

中古ハンマーナイフモアを購入する際は、信頼性の高い販売店選びが大切です。整備体制が整った専門店では、販売前にオイル交換や刃の研磨などの基本メンテナンスが完了しているため、購入後すぐに現場で活用できる安心感があります。

販売店では、期間は限定的でも保証制度を設け、初期不良や予期せぬ故障時に対応してもらえることがあります。また、実店舗を構える中古農機具専門店であれば、より心強いです。店舗で実機を直接確認しながら細部の状態を丁寧にチェックできるため、写真だけでは判断しきれない微妙な使用感や整備状態を把握した上で購入判断ができます。

さらには、過去の購入者からの評判や口コミ情報を調べ、販売後のサポート体制や対応の質を見極めることも重要です。

 オークション・フリマアプリを活用する

中古のハンマーナイフモアを安く購入する方法のひとつとして、インターネットオークションやフリマアプリの活用が挙げられます。ヤフオクやメルカリなどのプラットフォームでは、個人や業者が出品した中古農機具を探すことができ、中には市場価格よりも格安で手に入るものもあります。

ただし、オークションやフリマアプリでは、機械の状態を直接確認できないため、出品者の評価や掲載されている写真、説明文を慎重にチェックするようにしましょう。また、個人間取引の場合は保証がないため、動作確認ができる販売者から購入するのが安心です。

落札価格が安くても、修理やメンテナンスに追加費用がかかることを考慮し、総額でどれくらいのコストがかかるかを見極めることが求められます。

不要な農機具を売却して購入資金を増やす

中古ハンマーナイフモアの購入資金を捻出する方法として、現在使用している農機具や、使わなくなった農機具を売却することを検討してみてはいかがでしょうか。

農機具専門の買取業者に依頼すれば、思っているより高値で買い取ってもらえることも珍しくありません。特に、まだ使える状態の農機具であれば、需要が高く、高額査定が期待できます。

オンライン査定を利用すれば、自宅にいながら簡単に査定を受けることもできます。売却で得た資金を、新しいハンマーナイフモアの購入費用に充てれば、予算の負担を大幅に軽減できるでしょう。

場合によっては、新品の購入も視野に入れることができるかもしれません。

不要な農機具を売って買い替え資金を確保

使っていない農機具を売れば、新しいハンマーナイフモアの資金にできます。整備や掃除に一手間かけるだけで査定額がアップすることもあります。

また、買取業者を選ぶときは、評判や査定方法をチェックして、納得のいく取引を目指しましょう。

使っていない農機具は買取可能？

倉庫の片隅で眠っている古い農機具は、思いがけない価値を持っていることがあります。トラクターやコンバインのような大型機械はもちろん、耕運機、田植え機、草刈機、さらには古くなった農具まで、多くの農機具が買取対象です。

重要なのは「まだ使える状態かどうか」です。多少の傷や汚れがあっても、動作に問題がなければ、買取してもらえる可能性は十分にあります。

もちろん、状態が良いほど高値が期待できますが、「どうせ売れないだろう」と諦めずに、まずは査定に出してみることをおすすめします。思わぬ臨時収入が、新しいハンマーナイフモア購入の大きな助けになるかもしれません。

高価買取を実現する整備・クリーニングのポイント

農機具を高く売るためには、事前の整備やクリーニングが肝心です。査定前に機体の汚れを落とし、できるだけ綺麗な状態にしておきましょう。特に刃の部分やエンジン周り、キャタピラーなどの駆動部は汚れが溜まりやすいため、しっかりと掃除します。

エンジンオイルの交換や簡単なメンテナンスを事前にしておくのも高評価のコツです。動作がスムーズな機械は、買い手にとっても魅力的なため、高価買取が期待できます。

意外と見落としがちなのが、付属品の存在です。取扱説明書や点検記録、予備の刃など、関連アイテムがセットだと査定額がぐっと上がることもあるため、なるべく全て揃えるのが理想的です。

大がかりな修理はコスト見合わないこともあるので、買取業者に相談するのがおすすめです。

農機具買取業者の選び方

農機具買取業者を選ぶ際は、いくつかのポイントを比較検討しましょう。まず、実績と信頼性です。長年の実績があり、口コミや評判が良い業者であれば、安心して取引できます。

次に、査定方法です。出張査定に対応しているか、査定料や出張料が無料かなどを確認しましょう。オンライン査定やLINE査定など、手軽に査定を受けられるサービスを提供している業者も増えています。

そして、最も重要なのが査定額です。口コミには、買取額への満足度も多数掲載されているので、Googleマップ「クチコミ」などを参考にすると良いでしょう。

業者選びは、高価買取への第一歩です。

まとめ：中古のハンマーナイフモアを購入するなら買取も活用しよう

中古のハンマーナイフモアは、新品よりもコストを抑えられるうえ、減価償却のしやすさや納期の短さといったメリットがあります。

賢く購入するには、信頼できる販売店を選ぶことが大切ですが、買い替え資金を確保するために不要な農機具を売却するのも有効な手段です。

もしご不要になった農機具がございましたら、ぜひ農機具買取の「ウルトラファーム」にご相談ください。ウルトラファームでは、トラクター、コンバイン、田植機はもちろん、ハンマーナイフモアを含む各種農機具を高価買取いたします。

まずはお気軽にお問い合わせください。眠っていた農機具を、新しいハンマーナイフモア購入の資金に変え、農業経営をさらにステップアップさせましょう。