ヤンマートラクター買取相場は？人気シリーズや高く売る5つのコツを解説

「古いし、もう値段なんてつかないだろう…」と倉庫にしまったままのヤンマートラクターはありませんか？

実はヤンマーのトラクターは、中古市場で長年にわたり高い評価を受け続けています。タフなエンジン性能、世界規模での確かな需要、そして充実した部品供給体制。

この3つの強みが揃うことで、20年以上前のモデルでも驚くような価格で取引されるケースが少なくありません。眠らせたままにしておくのは、実にもったいない話です。

この記事では、ヤンマートラクターがなぜ値崩れしにくいのか、その理由をひも解きながら、人気シリーズの特徴や実際の買取相場、さらに査定額を引き上げるための具体的なコツまでまとめています。

「本当に売れるの？」と疑っている方も、「できるだけ高く売りたい」と考えている方も、きっと参考になるはずです。

トラクター買取をお考えなら、ウルトラファームにお任せください。農機具専門の査定員が丁寧にチェックし、一台ごとの価値をしっかりと評価します。

なぜ？ヤンマーのトラクターが高く売れる3つの理由

「うちのトラクターは高く売れるのだろうか」と気になる方も多いと思います。ヤンマーのトラクターは国内外の中古市場で需要が高く、安定した人気があります。

その背景には、次のような強みがあるからです。

• 耐久性
• 海外での評価
• 部品供給の安定

あらためて、ヤンマートラクターが高く売りやすい理由を知っておきましょう。

世界が認める耐久性と高性能エンジン

ヤンマーのトラクターが高く評価される大きな理由は、エンジンにあります。ヤンマーは農機具メーカーであると同時に、ディーゼルエンジンの先駆者として世界的に知られており、その技術は船舶や建設機械といった厳しい環境で培われてきました。

この経験と技術をもとに作られたトラクターは故障が少なく、長時間の作業や厳しい条件でも安定して動きます。農家のあいだでヤンマーのエンジンは壊れにくいと信頼されているのも、その品質を裏付けています。

この壊れにくさという信頼性が、中古市場での高い価値を支える基盤となっています。年式が古くても、稼働時間が長くても、「ヤンマーならまだまだ現役で使える」という安心感が、高い買取価格へと直結しているのです。

圧倒的な海外人気

「YANMAR」ブランドは、東南アジアを中心に海外で圧倒的な人気を誇ります。特にタイやベトナム、インドネシアといった稲作地帯では、信頼性の高さから新車・中古を問わず安定した需要があります。

現地では販売網や代理店ネットワークが整備されており、アフターサービスを受けやすいことも人気を支える大きな理由です。

海外では「赤いトラクター」として親しまれ、ブランド認知度の高さが中古車価格を押し上げています。日本では価値が下がった20〜30年以上前の機種でも、海外では現役で活躍できるため、国内買取業者は海外輸出を前提とした高値での買取が可能です。

部品供給の安定性

どんなに頑丈な機械でも、長く使えば部品交換や修理は避けられません。ヤンマーの強みは、古いモデルであっても部品の供給が安定している点にあります。

機械の価値は、修理しながらどれだけ長く使えるかで大きく左右されるものです。部品が手に入らなければ、ちょっとした不具合でも修理を断念せざるを得ず、結果的に価値は下がってしまいます。その点でヤンマーは、安心できる体制を整えているといえるでしょう。

こうした背景があるため、20年、30年前の古いモデルでも、直してまだ使えると評価されます。結果として中古市場でも値段がつきやすく、高価買取につながる要因となっているのです。

【シリーズ別】ヤンマートラクターの買取相場一覧

ヤンマートラクターの買取相場は、モデルや年式によって幅広く、高馬力のものは300万円を超える場合もあります。以下にシリーズ別の買取相場一覧をまとめました。

シリーズ	モデル	買取相場（目安）
Fシリーズ	F15D	10万円
Fシリーズ	F50D	45万円
AFシリーズ	AF330	60万円
AFシリーズ	AF-33	25〜50万円
EGシリーズ	EG224	60〜110万円
EGシリーズ	EG326Y	80万円
YTシリーズ	YT333	100〜200万円
YTシリーズ	YT345	300万円

高価買取が期待できる！ヤンマーの人気シリーズと特徴

ヤンマーには長年にわたり数多くのトラクターシリーズが存在しますが、その中でも特に中古市場で人気が高く、高価買取となりやすいモデルがあります。

ここでは、買取相場でも取り上げた4つの人気シリーズを紹介します。

Fシリーズ

製造から数十年が経過した古いモデルでありながら、今なお中古市場で絶大な人気を誇るシリーズです。パワフルなエンジン性能と優れた操作性を兼ね備え、幅広い農作業に対応しています。

耐久性に優れ長期間の使用に耐える設計が特徴で、海外でも人気が根強く、トラクターの中では高く買取されています。代表的なモデルには F195、F215、F235、F255などがあります。

耕うん爪やロータリーなど、Fシリーズに適合する多様なアタッチメントが現在も流通しており、多目的に使用できるのも魅力のひとつです。シンプルな構造で整備性も良く、長年使い続けられる信頼性があります。

AFシリーズ

AFシリーズは、1990年代に登場したヤンマーの小型トラクターで、コンパクトながら頼れる存在として長く親しまれてきました。家庭菜園や果樹園といった小規模農業にぴったりで、軽快な動きと扱いやすさが大きな特徴です。

加えて燃費効率が良く、維持費を抑えながら長く使える点も人気の理由。AF218やAF220、AF222、AF224などのモデルがあります。

いまでも中古市場ではクボタと肩を並べるほど取引が盛んで、需要の高さは衰えていません。

EGシリーズ

EGシリーズは、1990年代から2000年代初頭にかけて登場したヤンマーの人気モデルです。高い耕運力と燃費の良さを両立しており、日本だけでなく海外でも根強い支持を集めてきました。

国産トラクターとして初めて電子制御無段変速を搭載したシリーズでもあり、スムーズな走り出しが体感できる点も大きな特徴です。

代表的なモデルには、EG220、EG222、EG224、EG227などがあります。さらに耐久性の高さから、長年使われても安定した性能を発揮し続ける点も評価されています。

こうした強みから、中古市場でも依然として人気が高く、高能率・高精度・省エネといった現場のニーズに応えるシリーズとして取引されています。

YTシリーズ

YTシリーズは、2015年に登場したヤンマーの最新技術を集結させた高性能トラクターです。世界的工業デザイナー・奥山清行氏（フェラーリのデザインも担当した人物）が手がけた外観は、独創的でありながら機能美を備えています。光沢のある「プレミアムレッド」と呼ばれる赤色は、ヤンマーの新しい象徴ともいえる存在です。

性能面では、無段変速トランスミッション（I-HMT）や自動制御機能、エコトラリンク対応といった先進技術を搭載。操作性と快適性が大幅に進化し、農作業の効率化を強力にサポートします。代表モデルとして、YT225、YT235、YT347、YT359などがあります。

その革新性はデザイン面でも評価され、2016年度にはグッドデザイン金賞を受賞しました。現在ではヤンマーの主力シリーズとして、多くの農業現場で活躍しています。

高年式のシリーズであるため、中古市場での人気は絶大です。新しい高性能なモデルへ乗り換えを検討している農業法人や、効率化を目指す農家からの需要があり、全シリーズの中でもトップクラスの買取価格が期待できるでしょう。

査定額が20%変わる！？ヤンマートラクターを最高額で売る5つのコツ

ヤンマートラクターを少しでも高く売るには、査定前のちょっとした準備がポイントになります。エンジンの動作を確かめておく、外装をきれいにしておく、アタッチメントをそろえる、といった工夫です。

また、年式や稼働時間を把握しておけば、査定時の説明にも役立ちます。さらに、農家の需要が高まる時期に合わせて売却すれば、査定額が上がりやすくなります。

エンジン始動・動作の状況を把握する

トラクターの査定で特に重視されるのが、心臓部ともいえるエンジンです。スムーズに始動し、安定して動くことは高額査定の基本条件のひとつ。査定前には必ずエンジンをかけて、動作を確かめておきましょう。

もしエンジンがかからない状態だと、不動車として扱われてしまい、修理費用や特殊な輸送コストが査定額から差し引かれることになります。

とはいえ、エンジンが動かないからといって価値が消えるわけではありません。部品としての需要や海外市場でのニーズがあるため、買取自体は十分可能です。「壊れているから無理」と決めつけず、まずは専門業者へ相談してみると良いでしょう。

外装・タイヤの汚れを落とす

査定では、第一印象が予想以上に価格を左右することがあります。泥やほこりに覆われたままでは印象が悪くなりますが、綺麗に洗車されていれば「大切に使われてきた機械だ」と伝わり、評価がぐっと上がりやすくなります。

中でも注意したいのがタイヤです。タイヤは交換費用が高いため、ひび割れや摩耗が目立つと減額は避けられません。査定前に汚れを落とし、状態を確認しておくだけでも印象を良くし、不要なマイナスを防ぐ効果があります。

とはいえ、新品タイヤに交換する必要まではありません。かけた費用を査定額で回収するのは難しいため、今の状態を正直に伝え、そのまま査定を受けるほうが結果的に賢い選択といえるでしょう。

アタッチメントがあればセットにする

査定の現場では、本体だけでなくアタッチメントの有無も大きな判断材料になります。ロータリーやスプレーヤーといった周辺機器は単体でも価値がありますが、トラクターと一緒に出すことで評価が大きく変わることも珍しくありません。

すぐに使える一式として揃っている状態は買い手にとって魅力的です。別々に揃える手間や費用がかからないため、査定額にプラスされやすいのです。

もし倉庫にアタッチメントが眠っているなら、まとめて出しておくのが得策です。取扱説明書やパーツリストのような書類も揃えて提示すれば、管理状態の良さが伝わり、さらに高い評価に繋がるでしょう。

型式・年式・稼働時間を確認する

査定を依頼する前に確認しておきたいのが、型式・年式・稼働時間（アワーメーター）です。これらは査定額を決める上で欠かせない基本データで、あらかじめ把握して伝えておけば、概算の見積もりもスムーズに進みます。

型式や年式は車体のコーションプレート（銘板）や取扱説明書で確認できます。稼働時間は、運転席にあるアワーメーターをチェックしましょう。一般的に使用時間が短いほど部品の消耗が少ないと判断され、高値がつきやすくなります。

ただし、稼働時間が長いからといって価値がなくなるわけではありません。ヤンマーのトラクターは耐久性に優れているため、十分に評価される可能性が高いです。

売り時を見極める

トラクターの中古市場は、農作業のスケジュールに左右されやすく、季節ごとに需要の波があります。需要が高まる時期を選べば、より有利な条件で売却できる可能性が高まります。

狙い目は、多くの農家が準備を始める春前の2～3月と、秋の作業シーズン前の8～9月。この時期は業者も在庫を集めたいと考えているため、通常より高値がつくケースが少なくありません。

ただし、時期を待つことにこだわりすぎて機械の状態を悪くしてしまっては逆効果です。「売りたい」と思ったときに査定を受け、最も良いコンディションで手放すのが結果的に納得のいく取引に繋がるでしょう。

トラクター買取業者の選び方と3つのチェックポイント

トラクターをできるだけ高く売るには、どの業者に頼むかで結果が大きく変わります。特に見ておきたいのは、その業者が農機具を専門に扱っているか、ヤンマーの買取実績を豊富に持っているか、そして国内外に販売ルートを持っているかどうか。

この3つが揃っていれば、より納得できる査定額を引き出しやすくなるでしょう。

農機具専門の買取業者かどうか

トラクターを売る際に最初に意識したいのは、自動車やリサイクル品も扱う兼業業者ではなく、農機具専門の買取業者を選ぶことです。トラクターは専門性の高い機械であり、表面的な情報だけでは本当の価値を判断できないからです。

専門の査定士であれば、型式や年式だけでなく、エンジンやタイヤの状態、アタッチメントの有無、さらには整備や保管の状況までを確認し、総合的に評価してくれます。一般の業者では見逃されがちな加点要素もきちんと拾ってもらえるのが強みです。

結局のところ、トラクターの価値を正しく見極めてもらうには、農機具を専門に扱う業者を選ぶことが欠かせません。

ヤンマーの買取実績がどれだけあるか

農機具専門の業者を選んだら、次にチェックしたいのがヤンマーの買取実績です。メーカーごとの特徴や人気モデルをよく知っている業者ほど、価値をしっかり見極めて高く評価してくれます。

ヤンマーの取引経験が豊富な業者は、国内だけでなく、どのモデルが海外で需要が高いかといった知識も持っています。そのため、市場の動きを反映した査定ができ、高値がつきやすいのです。

多くの業者は公式サイトに買取実績を公開しています。自分のトラクターに近いモデルの事例が載っていれば、ヤンマーの価値を理解した頼れる業者だと判断できるでしょう。

国内外の再販ルートを多数確保している

買取価格は、業者がどの市場で、いくらで再販売できるかに大きく左右されます。つまり、国内外に幅広い販売ルートを持つ業者ほど、高値での買取がしやすくなるのです。

とりわけ、ヤンマーのトラクターは海外での需要も強く、輸出ルートの有無が査定額を左右します。国内では値がつきにくい古いモデルでも、海外の買い手がいれば思わぬ高値が期待できるでしょう。

再販ネットワークを豊富に持つ業者なら、トラクターを最も評価してくれる市場へ届けることが可能です。その再販力の差が、最終的にはお客様への買取価格に直結します。

ヤンマートラクター買取の流れ

トラクターの売却は、初めての方でも心配いりません。問い合わせから代金の受け取りまで、わずか4つのステップで完了します。

ステップ 1：査定の申し込み

まずは電話や公式サイトのWebフォームから査定を依頼します。あらかじめ型式や年式、稼働時間などの基本情報を把握しておくと、円滑に進められるでしょう。

ステップ 2：予約日に出張査定

専門スタッフがご自宅や保管場所を訪問し、その場でトラクターの状態をチェックします。エンジンがきちんと始動するか、外装に大きな傷や劣化がないかなどを確認した上で査定額を提示します。

ステップ 3：買取の契約

査定後に提示されるのが最終的な買取価格です。金額に満足できれば契約に進み、もし合わないと感じた場合はその場で断っても大丈夫です。費用が発生することもありません。

ステップ 4：現金の受け取り

契約が成立すれば、その場で現金が支払われます。契約書に署名するだけで手続きは完了し、多くの場合、当日中に売却から代金受け取りまで済ませることができます。

ヤンマーのトラクター買取に関する質問

ヤンマートラクターの売却を検討する際によく寄せられる質問をQ&A形式で整理しました。農機具買取の「ウルトラファーム」として、回答しています。

30年以上前の古いモデルでも値段はつきますか？

はい。ヤンマーは耐久性に優れており、古いモデルでも部品需要や海外需要があるため、査定額がつくケースが多くあります。

故障してエンジンがかからなくても買取できますか？

はい、買取可能です。動かない状態でも、海外で修理して再利用されたり、価値のある部品を取り出して活用されたりします。不動車であっても値段がつきますので、お気軽にお問い合わせください。

ディーラーの下取りと買取専門業者、どちらがお得ですか？

一概には言えませんが、高値がつきやすいのは買取専門業者です。専門業者は国内外に豊富な販路を持っているため、ディーラーよりも高い査定額を提示できるケースが多くあります。

査定後にキャンセルはできますか？

はい、もちろん可能です。提示された査定額に納得できない場合は、気兼ねなく断ってもらえます。出張料や査定料、キャンセル料などは一切かかりませんので安心してください。

まとめ：ヤンマーのトラクター買取ならウルトラファームへ

ヤンマーのトラクターは、その信頼性と需要の高さから中古市場で安定した価値を維持しています。エンジン性能や海外人気、部品供給体制といった強みが、高額査定につながる要因です。

ウルトラファームでは、ヤンマーをはじめとする幅広いトラクター買取に対応しており、査定から現金受け取りまでスムーズにサポートいたします。大切な農機具を信頼できる形で売却したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。