農機具レンタルのメリットとデメリッとは?長期利用なら買取・購入も検討すべき

農機具のレンタルは高価な農機具を購入することなく、必要なときだけ借りることで気軽に利用できる便利なサービスです。レンタルにより農機具購入の初期費用や保管コストを抑えられるのは、大きな魅力です。

本記事では、農機具レンタルのメリット・デメリットや注意点、レンタル料金の価格相場、農機具レンタルができる業者などについて解説しています。

主な農機具の種類については、関連記事も参考にしてください。

目次

農機具のレンタルとは

田植機

農機具のレンタルとは、必要な期間だけ農機具をレンタルできるサービスです。年に数回しか使用しないため、必要なときのみ利用したい農機具がある場合に重宝します。

また、今まで使用したことのない種類の農機具を試してみたいときや、修理中の農機具の代替機として利用するような用途も想定されるでしょう。

草刈機や耕運機など小型の農機具から、トラクターやコンバインなど大型農機具でもレンタルできます。農機具レンタルは農機具販売店や中古農機具の買取業者、一部の農協などが提供しています。

農機具レンタルのメリット

畑を見渡す人

農機具をレンタルする一番のメリットは、安価で手軽に希望の農機具を利用できる点でしょう。その他のメリットも解説します。

農機具を安価に利用できる

農機具の購入には大きな初期費用がかかりますが、レンタルならその費用を大幅に抑えられます。農機具にはさまざまな種類がありますが、農機具の代表選手ともいえるトラクターは数百万円するものも珍しくなく、購入には大きな出費が必要となります。

レンタルなら保管にともなうコストも不要なため、全体的なコストダウンが見込めるでしょう。

短期間だけのレンタルもできる

農機具は季節ごとに必要な種類が変わります。春には田植え機が必要であり、夏には草刈機が大いに活躍します。そこで、レンタルサービスを利用すれば、その季節に必要となる農機具を短期間だけ借りられるため、少ない費用で気軽に利用できます。

農機具を頻繁に利用しない場合でも、必要なときにのみ借りられるため機会を所有するより経済的です。

メンテナンスの必要がない

レンタルサービスを利用すれば、農機具のメンテナンスにともなう費用や手間がかかりません。レンタルの場合、維持管理にともなう機械の整理や修理はレンタル業者が行うため、利用者はそのような費用や手間の負担から解放されます。

農機具に関する専門知識がない場合やメンテナンスに時間が割けない場合に、このメリットは大きいといえるでしょう。

農機具の保管場所が必要ない

大型の農機具は場所を取るため、保管には広いスペースを必要とします。都市部や農地が限られた地域では、農機具の保管場所を確保するのが難しい場合もあります。

しかし、レンタルサービスを利用すれば、農機具の使用後は返却するため、長期間の保管が必要ありません。そのため、農家は限られたスペースを有効活用でき、他の用途のために土地の利用ができるでしょう。

農機具レンタルのデメリット

トラクターを後ろに頭を抱える男性

農機具レンタルのデメリットや注意点も認識しておいてください。

農機具の選択肢は限られる

レンタル業者が取り扱っている農機具の種類やモデルは、購入に比べると限定されています。そのため、特定の作業に必要な機会を必要としていても、必ずしもその農機具がレンタルできるとは限りません。

また、最新モデルの農機具はレンタルで取り扱われていないことが多く、自分が使用したいモデルが使用できない場合もあるでしょう。

特に特殊な用途の機械や地域特有の農作業に必要な機械が必要な場合には、選択肢の少なさが問題になることがあります。

長期間レンタルでは費用がかさむ

長期間にわたって農機具をレンタルすると費用がかさみ、短期間に少ない費用で利用できるというレンタルのメリットが失われることがあります。レンタル料金は日数や週数、月数によって設定されており、長期間の利用では合計費用が高額となります。

特に年間を通じて頻繁に使用するような農機具の場合、レンタル費用が累積すると最終的には購入費用を上回ってしまうことにもなりかねません。

したがって、長期的に農機具を使用する必要がある際には、購入やリースも検討するのが良いでしょう。

必ずレンタル期間に返却が必要

レンタルサービスを利用する際には、契約した期間内に農機具を返却する義務があります。当然のことではありますが、予期せぬ天候の変化や作業の遅れなどで農作業が長引いた場合、まだ農機具を必要としているのに返却しなければならなくなります。

レンタル期間の延長ができない場合、作業の中断を余儀なくされることもあるでしょう。また、返却時には機械の状態がチェックされるため、万が一、傷や故障が発生していた場合には追加の修理費用が発生するリスクもあります。

農機具をレンタルする際の注意点

稲を刈る農家

農機具レンタルで注意したいことをまとめています。

  • 希望日にレンタルできない場合がある
  • 配送料が高くなる場合がある
  • 故障に修理代がかかる場合がある

これらを詳しく見ていきましょう。

希望日にレンタルできない場合がある

農機具のレンタルはシーズンによって需要が大きく変動し、季節によって特定の農機具への需要が集中します。繁忙期には、多くの農家が同じ農機具を希望するため、予約が殺到し、希望する日に借りられない場合があるのです。

地域によってはレンタル業者の在庫が限られている場合もあり、希望する機械がすぐに手に入らないこともあります。

農業では、その季節に必要な作業をそのとき行わなければ、農作物の生産量に影響を与えることも考えられるため、希望日にレンタルできないことが大きな損失を招くことも予想されます。

そのため、余裕をもってできる限り早めに予約をするのが重要です。

配送料が高くなる場合がある

農機具のレンタルにおいて、配送料は業者や機械のサイズ、配送距離に応じて大きく異なります。特に大型のトラクターやコンバインなどの農機具は、配送に特別なトラックや設備が必要となるため、配送料が高額になりやすいでしょう。

場合によっては、配送と返却の往復の配送料がレンタル料金自体を上回ることもあります。コストを抑えるには、可能であれば自分で機械を引き取りに行くことや、近隣の業者を選ぶことも検討する必要があります。

故障に修理代がかかる場合がある

レンタル中に農機具が故障した場合、その修理費用や部品代は通常、利用者の負担となります。誤った使用や不注意による損傷の場合には、修理代金だけでなく、レンタル業者に対して損害賠償を請求されることもあるため注意が必要です。

また、返却時に機械の状態を厳しくチェックされ、使用中に発生した傷や故障があれば、追加の費用が発生することもあります。

このような事態を防ぐためには、事前に操作方法をしっかり確認し、機械を大切に取り扱うことが求められます。また、借りる前に傷や不具合がないかを業者と一緒に確認し、記録しておくこともトラブル防止に役立つでしょう。

農機具レンタルの価格相場

手続き

農機具のレンタル料金は農機具の種類によって大きく異なり、レンタルする期間によって増えていきます。

以下に、農機具レンタル料金の例を示しますので、大体の目安と考えてください。なお、レンタル料金は1日のみの価格(税込)で、送料を含みません。

トラクター37,400円
刈払機2,750円
ハンマーナイフモア15,400円
コンバイン22,000円
管理機5,500円

農機具レンタルができる業者

農機具レンタルを提供している業者を3社紹介します。また、農機具レンタルは農協でも利用できることがあります。

アグリズ

アグリズ(agriz)は農機具の宅配レンタルを提供している業者で、日本全国に対応しています。お試しで農機具を利用したい場合は日帰り使用も可能で、なるべく料金を抑えながら農機具レンタルしたい人におすすめです。

ハンマーナイフモアなどの草刈機、肩がけの刈払機、チェーンソーなどを取り揃えています。

参考:アグリズ公式サイト

K.H.S

K.H.Sでは、トラクターや耕運機・管理機、コンバインなどのレンタルを行っています。トラクターは馬力によってレンタル料金が異なります。

対応エリアは、鳥取県・岡山県・島根県・兵庫県・京都府・福井県・大阪府・滋賀県・奈良県などです。

参考:K.H.S公式サイト

共成レンテム

共成レンテムは北海道に多くの拠点を構え、農機具レンタルを行っています。豊富な農機具を取り扱い、クボタ、ヤンマー、イセキ、ニューホランドなどのトラクターや、耕起機械、播種機械などのレンタルができます。

参考:共成レンテム公式サイト

農協

農協(JA)でも農機具のレンタルサービスを提供していることがあります。全ての農協が実施しているわけではなく、一部の農協のみです。また、農協ごとにレンタルできる農機具の種類も異なっているため、各農協の公式サイトで調べましょう。

ただし、農協の農機具は割安でレンタルできますが、組合員でないと利用できないことに注意してください。他にもレンタルには条件があるため、今すぐ利用できるとは限らないことを頭に入れておいてください。

長期レンタルなら農機具買取・購入も検討すべき

トラクター とは

長期的に農機具を使用する予定がある場合、レンタルではなく購入を検討しましょう。長期間のレンタルは、短期間の利用に比べて費用がかさみ、一定の期間を超えると購入費用よりも高額になります。

そのため、頻繁に農機具を使用する場合や、将来的に同じ機械を長く使い続けることが見込まれる場合は、購入に切り替えるほうがお得です。

購入を考える際に、資金を準備する方法として、不要な農機具を買取に出すことが有効です。現在使っていない古い農機具や、機能が重複している機械を売却すれば、新しい機械の購入資金に充てられます。壊れた農機具でも買取できる可能性があるため、そのような機械があれば一度相談してみると良いでしょう。

農機具買取サービスを利用すれば、不要な機械を処分するだけでなく、その売却益を購入資金として再投資できるため、資金面での負担を軽減できます。

農機具買取ならウルトラファームにご相談ください

長期間のレンタルを検討されているなら、農機具の買取という選択肢もぜひご検討ください。ウルトラファームでは、使わなくなった農機具や古い機種の買取を行っており、買取が成立すれば、その売却益を新しい農機具の購入資金に充てられます。

農機具を長期間使用する予定がある場合、レンタル費用がかさむことを防ぐためにも、購入に切り替えるのが合理的でしょう。

ウルトラファームでは、専門のスタッフが迅速かつ丁寧に査定を行い、壊れた機械や古いモデルでも、買取可能なケースがあります。ぜひ弊社の農機具買取サービスをご利用ください。

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