乗用草刈機は公道走行できるのか?

乗用草刈機で敷地の草刈りを行ったあと、草刈機の保管場所までに公道を通らなければならない場合、そのまま乗用草刈機で走行しても法的に大丈夫なのでしょうか?

乗用草刈機などの農作業機で公道走行はできるかについて理解し、思わぬ交通関係の法律違反を犯してしまう事態を防ぎましょう。

目次

乗用草刈機とは?

乗用草刈機とは、その名の通り乗車して操作できる自走式草刈機で「乗用モア」とも呼ばれます。

作業者がエンジンで走行する草刈機の機械に乗り、操縦しながら草刈りを行います。

大規模な草刈り作業に適しており、作業者が直接歩かなくてもよいため、長時間の作業でも体への負担が少ないのが特徴です。

ハンドル操作をする刈払機や、自走式草刈機であるハンマーナイフモアなどよりも効率的に広範囲の草を速く刈ることができます。

乗用草刈機は、背の高い雑草を刈るのにも適しています。

乗用草刈機はフロントバンパーで雑草を押しながら進み、下部のモアデッキに草を集めて刈り取りますが、その際に高速回転する刃によって雑草を粉砕するため、刈った後の草が地面に残らず、後処理の必要がありません。

乗用草刈機は公道走行できる?

乗用草刈機の多くは公道走行が禁止されています。

そのため、普通の運転免許を持っていても道路上での使用は許可されていません。

しかし、例外として一部のモデルは小型特殊自動車として認定され、ナンバープレートを取得することで公道を走行することが可能です。

具体的な乗用草刈機として、キャニコムの「家族(うち)のまさお CMX2506」などがあります。

この草刈機は小型特殊自動車で、道路際作業や圃場間移動時における公道走行が可能です。

乗用草刈機で公道を走行する際は、取扱説明書をよく確認し、不明な場合はメーカーに問い合わせるのがよいでしょう。

農作業機が公道走行するためのチェックポイント

農作業機を直接装着、またはけん引している農耕用トラクタの公道走行については、一定の条件を満たした場合に可能となりました。

参考:農林水産省「作業機付きトラクターの公道走行について 」

灯火器類の確認

灯火器類には、ヘッドランプ、ウィンカー、後部・前部反射器、車幅灯、テールランプ、ブレーキランプ、バックランプなどが含まれます。

これらの灯火器類は、他の車両や歩行者に明確に見える必要があり、視認性が不十分な場合は、灯火器類を適切な位置に追加装着する必要があります。

全幅の確認

特定小型特殊自動車として分類される機体で、作業機を含めた全幅が1.7mを超える場合、以下のような対策を施す必要があります。

  • 農作業機の両端に反射器を設置する
  • 機体左側にサイドミラーを設置する
  • 保安上の制限を受けている自動車であることを示す標識を表示する

全幅が2.5mを超えている場合には、別途対応が必要です。

  • 道路管理者から特殊車両通行許可を得る
  • 前面・後面に外側表示版、反射器、灯火器を設置する
  • 保安上の制限を受けている自動車であることを示す標識、および「全幅◯.◯◯メートル」を後面の見やすい位置に表示する

運行速度の確認

農作業機を装着することにより、安定性性(傾斜角度)が変わるため、安定性の保安基準(30度又は35度)を満たせなくなる場合があるため、確認が必要です。

安定性の確認方法は、日本農業機械工業会のホームページで公表されています。

免許の確認

小型特殊免許・普通免許で運転できるものは、農耕トラクタ単体、あるいは農耕トラクタに農作業機を装着した状態で、以下の条件を満たす必要があります。

  • 寸法:長さ4.7m以下、幅1.7m以下、高さ2.0m以下
  • 最高速度:が15km/h以下

この寸法を超える場合、大型特殊免許が必要となります。

乗用草刈機の主なメーカー

乗用草刈機を製造しているメーカーを3つ紹介します。

オーレック

オーレックは「ラビットモア」という名称で乗用草刈機を製造している、福岡県のメーカーです。

オーレックの商品は「共立」や「ISEKIアグリ」などからデザインが異なるOEM製品としても販売されています。

乗用草刈機のラインナップ数は国内一で、さまざまな現場に合わせた機種を選べるでしょう。

アテックス

アテックスは「刈馬王」という名称で乗用草刈機を製造している、愛媛県のメーカーです。

業界初となる4WDフロントサスペンション搭載で知られています。

キャニコム

キャニコムは、「草刈機まさお」シリーズとしてユニークなネーミングで乗用草刈機を製造している福岡県のメーカーです。

キャニコムはネーミングにこだわりを持つ稀有な企業で、一度聞いたら忘れられない印象的なネーミングの製品を多数世に送り出しています。

まとめ

乗用草刈機は、一定の条件では公道走行が可能です。

キャニコムの草刈まさおシリーズのひとつ「CMX2506」のように、小型特殊自動車として公道走行ができるものがあります。

確実に公道走行の可否を調べるには、道路運送車両法など関連法規を理解しつつ、メーカーに問い合わせるのがよいでしょう。

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