【保存版】フォークリフト買取の相場から高価買取ポイントまで徹底解説

フォークリフトの買取・売却について考えているけれど、どうすれば良いのかわからない。そんな方も多いのではないでしょうか。

実は、フォークリフトの買取価格は年式やメーカー、最大荷重だけでなく、メンテナンス状態や売却のタイミングによっても大きく変わってきます。また、適切な買取業者を選ぶことも、満足のいく売却を実現するための重要なポイントとなります。

この記事では、フォークリフトの基礎知識から買取相場、高価買取のコツまで、売却に必要な情報を詳しく解説していきます。これから売却を検討される方は、ぜひ参考にしてください。

また、農機具買取の疑問や不安は、当社「ウルトラファーム」までお気軽にご相談ください。

フォークリフトとは

フォークリフトは、工場や倉庫などでパレットに載せた荷物の積み下ろしや移動を効率よく行うために使われる小型の産業用車両です。農作業でもフォークリフトは活躍します。

前方の爪状アタッチメント（フォーク）を使って荷物を持ち上げられる点が特徴で、大きくエンジン式とバッテリー式に分けられます。

中古のフォークリフトを売却する際は、年式やメーカー、最大荷重のほか、メンテナンス履歴なども査定額に影響を与えるため、これらを考慮することが大切です。

買取先は重機・建機を扱う業者や農機具の買取業者に加え、ネットオークションやフリマアプリで個人間取引を行う選択肢もあります。

フォークリフトの買取相場

フォークリフトの買取相場は、その最大荷重によって大きく異なります。まずは最も小型である1トン未満のフォークリフトから、その特徴と市場価値を見ていきましょう。

1トン未満のフォークリフト

1トン未満のフォークリフトは、主に農家や小規模商業施設で使用される小型モデルです。買取相場は10万円から30万円程度で、年式が古いものは10万円を下回ることもあります。比較的安価な価格帯ですが、小回りが利く特性から一定の需要があります。

2.5トンのフォークリフト

2.5トンクラスは最も汎用性が高く、建築資材の運搬や大型トラックへの積み込みなど、幅広い用途で活躍しています。需要の高さを反映して、状態の良いものは100万円前後での取引も可能です。使用年数が長いものでも30万円から50万円程度で取引される傾向にあります。

5トンのフォークリフト

5トンクラスは大規模工場や物流センターで主力として使用される機種です。買取相場は100万円から200万円と幅広く、年式が古くても稼働可能であれば100万円以上での取引が期待できます。メーカーや使用状態によって価格の変動が大きいのが特徴です。

10トン以上のフォークリフト

10トン以上の大型フォークリフトは、港湾施設や大規模倉庫などの重量物取扱現場で使用されます。最大荷重に応じて150万円から450万円程度での取引が一般的です。専門性の高さから、買取業者によって査定額に大きな差が出やすい機種といえます。

フォークリフト買取の選択肢

フォークリフト売却の方法は複数存在し、それぞれに特徴があります。状況や目的に応じて最適な選択肢を見極めることが、スムーズな売却と適正価格での取引に繋がります。

以下、主な売却方法について、そのメリット・デメリットを見ていきましょう。

重機・建機の買取業者

重機・建機の買取業者はフォークリフトの状態や市場価値を正確に判断できる専門知識を持っています。複数の業者から査定を取ることで、より高額な売却も可能です。エンジンやバッテリーの状態、タイヤの摩耗度など、細かい部分まで適切に評価できることが強みです。

また、買取後の再販ルートも確立しているため、スムーズな取引が期待できます。デメリットとしては、市況により買取価格が変動しやすい点が挙げられます。

農機具の買取業者

農業用機械を専門とする業者は、1トン未満の小型フォークリフトの取り扱いに精通しています。特に農業現場での使用履歴がある車両について、適切な評価が可能です。地域密着型の業者が多く、売り手の要望に柔軟に対応してくれる傾向があります。

また、農業従事者向けの販売ルートを持っているため、農業用途で使用された車両は比較的高値が付きやすいです。ただし、2.5トン以上の中・大型フォークリフトについては、取り扱いが限られる場合があります。

農協

地域の農業従事者とのネットワークを活かした取引が可能で、特に小型フォークリフトの需要と供給のマッチングに強みがあります。取引の信頼性が高く、代金支払いも確実です。また、地域内での取引が中心となるため、輸送コストを抑えられる利点があります。

一方で、取り扱える車種が主に農業用途のものに限られ、買取価格も業者と比べると控えめになりがちです。また、査定から売却までの手続きに時間がかかる場合があります。

ネットオークション

全国規模で購入希望者とマッチングできるため、希少性の高い機種や状態の良い車両は高額での取引が期待できます。また、入札形式のため、市場価値を最大限に引き出せる可能性があります。写真や動画による詳細な車両情報の提供が可能で、購入検討者の判断材料として重要です。

ただし、出品準備や問い合わせ対応、落札後の輸送手配など、売り手側の作業負担が大きくなります。また、支払いトラブルのリスクや、クレーム対応の可能性も考慮が必要です。

フリマアプリ

フリマアプリは簡単な手続きで出品できるうえ、個人間のやり取りなので融通が利きやすいメリットがあります。小型フォークリフトの場合、近隣での取引が成立しやすく、輸送費用も抑えられます。

しかし、大型フォークリフトの取引には不向きで、現物確認や受け渡し時の安全確保など、取引上の課題が多くなりがちです。また、個人間取引のため、故障や不具合が発生した際の保証対応が難しく、トラブルになるリスクがあります。決済方法も限られ、高額取引での資金回収に不安が残ります。

フォークリフトの高価買取ポイント

フォークリフトを高く売却するためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。適切な準備と売却計画により、査定額を大きく左右することも可能です。以下、具体的な高価買取のポイントについて解説していきます。

洗車しておく

洗車をしておくことは、外観の印象を大きく左右します。特にエンジンルームやフォーク部分の汚れは機械の状態判断に影響するため、これらの箇所を丁寧に清掃することで、より適正な査定を受けられるでしょう。また、見た目の良さは購入検討者の意思決定にも好影響を与えます。

点検記録をつけておく

点検記録は車両の管理状態を示す重要な証拠となります。定期的な整備や部品交換の履歴があることで、適切なメンテナンスが行われていたことが証明でき、信頼性の高い中古車両として評価されることになるでしょう。

なお、フォークリフトの定期的な点検は法律によっても義務付けられています。検索の記録は3年間の保管が求められており、こうした検査記録が揃っていると査定額に良い影響を与えます。

年式が新しいうちに売る

年式については、一般的に使用年数が長くなるほど査定価格は下がる傾向にあります。特に10年以上経過すると、急激に価値が下がることが多いため、現在のフォークリフトの買い替えや売却を検討するようになったら、なるべく早い段階で査定依頼するのがおすすめです。

動く状態にしておく

動作状態は査定価格に大きく影響します。エンジンやバッテリーが正常に機能し、フォークの上下やティルト機能が問題なく作動する状態であれば、より高額での買取が期待できます。修理が必要な状態では、その修理費用分が査定額から差し引かれることになります。

売却時期を考慮する

売却時期については、建設業や物流業界の繁忙期前が狙い目です。特に年度末や年度始めは需要が高まる時期のため、より良い条件での売却が可能になりやすいです。また、天候の良い時期の方が現車確認や輸送がスムーズに行えます。

複数台あればまとめ売りする

まとめ売りは、買取業者にとって効率的な仕入れとなるため、台数分の査定額以上の買取金額が期待できます。また、輸送コストの面でも有利になりやすく、個別に売却するよりも総額で見ると有利な条件を引き出せる可能性が高くなります。

そのため、買取を検討しているフォークリフトが複数台ある場合は、個別に売るよりもまとめて売るほうがお得になるでしょう。

フォークリフト買取の注意点

フォークリフトの売却を検討する際には、注意点もあります。適切な判断を行うことで、不要な出費を避け、より良い条件での売却が可能になります。以下、具体的な注意点を参考にしてください。

修理に多額の費用をかけない

修理に多額の費用をかけることは、必ずしも査定額の向上につながりません。売却直前の大規模な修理や部品交換は、投資額に見合った査定額の上昇が期待できない場合が多いです。

特に古い年式の車両は、修理費用が買取価格を上回ってしまう可能性もあります。基本的な動作に問題がある場合は、修理前に一度査定を受けることをおすすめします。

メーカー・型番を確認しておく

メーカーや型番の確認は、適切な査定額を得るために重要です。トヨタやコマツなどの主要メーカー製品は、一般的に高値で取引される傾向にあります。また、型番を正確に把握していることで、オプション装備の有無や年式の特定が容易になり、より正確な査定を受けることができます。車両の詳細情報は、買取業者との交渉時にも重要な判断材料となります。