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普通免許で乗れるトラックの大きさは、免許を取った時期によって3段階に分かれています。同じ普通免許でも、10年前に取った人と去年取った人とでは、運転できるトラックが違います。
ここでは取得時期ごとの早見表と、具体的な車種、そして2トン車は乗れるのかという迷いやすいポイントまで整理していきます。
使わなくなったトラックや農機具を手放すなら、農機具買取が専門のウルトラファームにご相談ください。

普通免許で運転できるトラックを判断する上で、最初に確認したいのが普通免許の取得時期です。
道路交通法の改正前に普通免許を取得した人は、現在の普通免許より広い範囲のトラックを運転できることがあります。
トラックは2トン車や4トン車などと呼ばれますが、この数字は現場の慣習的な呼び方で、一般的に最大積載量のクラスを表しています。しかし免許区分を判断するときは、この呼び名だけでなく、車両総重量・最大積載量・乗車定員の3つすべてを確認しなければなりません。道路交通法上、いずれかひとつでも上位区分の基準を超えていれば、上位の免許が必要になります。
車両総重量とは、車両自体の重さ(車両重量)に、最大積載量と乗車定員分の重量(1人あたり55kg換算)を加えたものです。そのため、荷台やクレーン、冷凍設備などの装備が重いほど、同じ最大積載量のトラックでも車両総重量は大きくなり、結果として必要な免許のランクが変わることがあります。
普通免許の運転範囲は、2007年6月2日の中型免許新設と、2017年3月12日の準中型免許新設によって変更されました。
そのため、普通免許を取得した時期は、次の3つに分けて考えます。
改正前に取得した普通免許は、現在では8トン限定中型免許または5トン限定準中型免許として扱われ、以前と同じ範囲の車を運転できます。
自分がどの区分に該当するか分からないときは、免許証の種類と免許の条件等の欄を確認しましょう。
2007年6月1日以前に普通免許を取得した人は中型車は中型車(8t)に限る、2007年6月2日から2017年3月11日までに取得した人は準中型車は準中型車(5t)に限るという条件が記載されています。
ただし、免許証だけを見ても運転する車両が条件内かは分かりません。車検証の車両総重量と最大積載量まで見る必要があります。

普通免許を取得した時期ごとの運転範囲は、次の通りです。
| 取得時期 | 免許証の区分 | 車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 | 運転できるトラックの目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2007年6月1日以前 | 中型(8t限定) | 8トン未満 | 5トン未満 | 10人以下 | おおむね4トントラックまで |
| 2007年6月2日〜2017年3月11日 | 準中型(5t限定) | 5トン未満 | 3トン未満 | 10人以下 | おおむね2トントラックまで |
| 2017年3月12日以降 | 普通 | 3.5トン未満 | 2トン未満 | 10人以下 | 1トン車・小型が中心 |
表にある重量と乗車定員は、すべての条件を満たす必要があります。例えば、最大積載量が条件内でも、車両総重量が上限以上なら運転できません。
この世代は現在、中型免許(8トン限定)を持っているのと同じ扱いになります。車両総重量8トン未満・最大積載量5トン未満まで運転でき、いわゆる4トントラックもカバーします。3世代のなかでもっとも運転範囲が広い世代です。
農業用の平ボディやダンプでも、この世代なら選択肢はかなり広がります。ただし8トン限定なので、それを超える本格的な中型・大型トラックは対象外です。標準的な4トン車の多くは車両総重量8トン未満に収まりますが、ロングボディやハイルーフなど装備の重い車種では8トンを超えることもあるため、購入・レンタル前には車検証で車両総重量を必ず確認しましょう。
この世代は現在、準中型免許(5トン限定)と同じ扱いです。車両総重量5トン未満・最大積載量3トン未満まで運転でき、目安としては2トントラックあたりまでが射程に入ります。
ひとつ上の世代より運転できるサイズはひとまわり小さくなりますが、それでも小型トラックはひと通りカバーできます。実際に農作業で使う小型ダンプやアルミバンなら、この範囲で足りることが多いでしょう。ただし同じ2トン車でも、クレーン付きや冷蔵冷凍車など架装の重い車種は総重量・積載量が上限に近づくこともあるため、導入前に車検証の数値を見ておいてください。
現行の普通免許で運転できるのは、車両総重量3.5トン未満・最大積載量2トン未満までです。3世代のなかでもっとも範囲が狭く、乗れるのは軽トラックから1.5トン車クラスまでの小型車両に限られます。
注意したいのは、この世代だと2トン車と呼ばれる標準的な小型トラック(最大積載量2.0〜2.9トン)の多くが運転できないことです。理由は2トントラックの章でくわしく触れます。
今から農業用にトラックを買うつもりで、免許が2017年3月以降なら、車両総重量と最大積載量を必ず確認してから車種を選びましょう。1.5トン車クラスであれば範囲内に収まることが多く、有力な候補になります。

普通免許で乗れるトラックとしては、軽トラックや1トン前後の小型トラックが挙げられます。
ただし、同じ車種名でも荷台や仕様によって重量が異なるため、最終的には個別の車検証で判断してください。
軽トラックは、取得時期にかかわらず普通免許で運転できます。
軽トラックの最大積載量は一律350kg、車両総重量も1.3〜1.4トン程度に収まり、現在の普通免許における車両総重量3.5トン未満・最大積載量2トン未満という条件を大きく下回ります。農作業や資材運搬、近距離での引越しなど、少量の荷物を運ぶ用途に向いています。
ただし、最大積載量を超えて荷物を載せることはできません。350kgという数値は思ったより少なく、農作業や廃材運搬では感覚的に荷物を積むと超過しがちなので、軽トラックでも車検証や車体に表示された最大積載量を必ず守りましょう。
軽トラの次のサイズが、1〜2トン積みの小型トラックです。ここからは取得時期と車両総重量しだいで、乗れるかどうかが分かれます。
1トン積みクラスなら現行の普通免許でも収まる車両が多いのですが、荷台の仕様や装備によって車両総重量が変わります。同じ1トン車でも、ロングボディやパワーゲート(荷物の積み降ろし用リフト)、保冷・冷凍設備などを装備した重い仕様だと3.5トンを超え、現行の普通免許では運転できなくなることがあります。カタログや車検証の車両総重量には目を通しておきたいところです。
現行の普通免許で乗れるトラックが激減していたことを受け、メーカーが車両総重量を抑えて開発したのが、いわゆる普通免許対応トラックです。代表格が、いすゞが2024年に発売したエルフミオです。
エルフミオは車両総重量を3.5トン未満(標準仕様で3,435kg)に収めた小型ディーゼルトラックで、2017年3月以降に取った現行の普通免許でも運転できます。しかもAT限定の普通免許で乗れるのが大きな特徴です。
最大積載量はグレードによりますが約1.35トンを確保しており、軽トラでは足りないけれど2トン車ほどの免許は持っていない、という層の受け皿になっています。

普通免許で乗れるトラックを調べる際、特に間違えやすいのが2トントラックです。
同じ2トン車でも、免許の取得時期や車両の仕様によって、運転できる人とできない人が分かれます。
2トン車はあくまで最大積載量2トン前後を目安にした通称で、車両総重量はそれよりずっと重くなります。標準的な2トントラックの車両総重量は5トン前後になるため、車両総重量3.5トン未満までの現行の普通免許では運転できないことがほとんどです。
2007年6月2日〜2017年3月11日に取った準中型5トン限定の世代なら、車両総重量5トン未満まで運転できるので2トン車もおおむね射程に入ります。
ただし、荷台を長くしたロングボディや幅を拡げた拡幅(ワイド)仕様の2トン車は、車両総重量が5トンを超えるものもあり、その際は5トン限定準中型でも運転できません。ここでも決め手は車検証の車両総重量です。
トラックは、キャブやシャシーが同じでも、荷台に取り付けられた装備によって車両重量が変わります。
例えば、アルミ製の箱や冷凍冷蔵設備、パワーゲートやクレーンなどが付くと、その分だけ車両が重くなります。平ボディなら運転できても、同じ2トンクラスのアルミバンでは免許条件を超えることがあるため注意が必要です。
また、同じ車種でもモデルチェンジの年式によって、安全装備の追加や排ガス規制への対応などでベースとなる車両重量自体が変わり、最大積載量や車両総重量が変更されていることもあります。中古車では改造や架装変更を経た車両も流通しています。カタログ上の標準値ではなく、現在の車検証に記載された数値で判断しましょう。
レンタカーでトラックを借りるときは、予約前に保有免許と利用できる車両クラスを伝えておきましょう。
レンタカー会社では、750kg〜1.15トン程度のトラックを普通免許対応、2トン平トラックを5トン限定準中型免許以上としている例があります。また、同じクラスにAT車とMT車の両方が用意されていることもあります。
予約画面に2トントラックとしか表示されていないときは、車両総重量や必要免許、AT・MTの別を営業所に問い合わせておくと確実です。
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仕事でトラックを使う機会が多いなら、普通免許の範囲内で車両を探し続けるより、準中型免許を取得したほうが選べる車種の幅が広がります。
特に2トントラックを継続的に使用する人にとっては、準中型免許が視野に入ってきます。
準中型免許は、2017年の改正で普通免許と中型免許のあいだに新設された区分です。運転できるのは車両総重量7.5トン未満・最大積載量4.5トン未満まで。2トン車はもちろん、3トン車クラスまでしっかりカバーできます。
なお、準中型免許は18歳から受験でき、普通免許を持っていなくても直接取得できます。
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トラックを年に数回しか使わないなら、購入せずレンタカーを利用する方法もあります。
購入すると、車検や税金、保険や駐車場、点検整備などを継続して管理しなければなりません。引越しや一時的な資材運搬が目的なら、必要な日だけ借りたほうが管理の負担を抑えられます。
一方、仕事で定期的に使用するなら、予約状況や返却時間に左右されない自社車両のほうが使いやすいでしょう。利用頻度と維持管理の負担を比べて判断してください。

免許区分に合わせてトラックを入れ替えると、これまでの車両が余ります。離農や世代交代のタイミングでも、使わなくなったトラックや農機具が手元に残ることは多いものです。放っておく前に、手放し方も知っておきましょう。
トラックを買い替えるとき、下取りに出すか、別途売却するかで手取りは変わります。特に離農や規模縮小で複数の車両・機械をまとめて処分する場面では、1台ずつの価値を把握しておくと判断しやすくなります。
入れ替えを決めた時点で、今の車両にどれくらいの値がつくかを早めに確認しておくと、次の1台の予算も立てやすくなります。相場の決まり方や業者の選び方は、「中古トラック買取の相場と高く売るコツ」で詳しく整理しています。
トラックも農機具も、動くうちのほうが高く売れるのが基本です。エンジンがかかり、実働として使える状態であれば、それだけ買い手がつきやすくなります。
逆にそのうち売ろうと放置している間にも、状態は少しずつ落ちていきます。使わないと決めたなら、動くうちに農機具買取の査定を受けておくのが得策です。まずは今の価値を知るところから始めましょう。
もう動かないから価値はないと思って処分を先送りにしがちですが、不動車や古い農機具でも値がつくケースは多くあります。部品取りとしての需要や、海外向けの需要があるためです。
古いトラクターや使わなくなった機械も、まとめて査定に出せば思わぬ金額になることがあります。処分費用を払って手放す前に、一度買取をあたってみて損はありません。

取得時期によります。2007年6月1日以前に取った8トン限定中型扱いの世代なら、おおむね4トントラックまで運転できます。
一方、準中型5トン限定の世代や、2017年3月以降の現行の普通免許では運転できません。4トン車を新たに運転したいなら、中型免許の取得が必要になります。
8トン限定とは、荷物を8トン積めるという意味ではありません。車両総重量が8トン未満に限定された中型免許です。
最大積載量については5トン未満、乗車定員は10人以下という条件もあります。車両総重量8トン以上11トン未満の車を運転すると、限定なし中型免許の範囲となり、8トン限定では運転できません。
乗れます。AT車であれば、自分の免許区分の範囲内でトラックも運転できます。前述のエルフミオのように、AT限定の普通免許で乗れることを前面に出した車種も登場しています。
普通免許で乗れるトラックは、普通免許を取得した時期によって異なります。
2007年6月1日以前なら車両総重量8トン未満、2007年6月2日から2017年3月11日までなら5トン未満、2017年3月12日以降なら3.5トン未満が基準です。最大積載量や乗車定員の条件も同時に満たさなければなりません。
また、使わなくなったトラックや農機具は、動かなくなるまで放置せず、売却も含めて早めに整理するのがおすすめです。処分を決める前に農機具買取の査定を受ければ、費用を払って手放す以外の選択肢を検討できます。
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