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現場へ向かう道で前を走る平ボディ、すれ違うダンプ、資材置き場で荷を吊るクレーン付き。ひとくちにトラックと言っても、形も大きさもさまざまです。いざ自分が選ぶ、あるいはいまの免許で運転できる範囲を確かめる段になると、こんな疑問が次々に浮かびます。
トラックの種類は、大きさで分けるサイズ、荷台の形で分ける形状、そして運転に必要な免許の3点で見ると、こうした迷いがほどけていきます。
この記事では一覧で全体像を示しながら、用途に合う選び方や、使わなくなった車両・農機具の手放し方まで整理していきます。

トラックを分けるいちばん大きな区切りが、車体のサイズです。大きさによって積める量も、運転に要る免許も変わります。まずは4つの区分を一覧で見てみましょう。
| 区分 | 最大積載量の目安 | 車両総重量の目安 | 主な免許の目安 |
|---|---|---|---|
| 軽トラック | 350kg | 軽自動車規格 | 普通 |
| 小型(2トン車) | 2〜3トン | 5トン未満 | 普通・準中型 |
| 中型(4トン車) | 4〜6.5トン | 11トン未満 | 中型 |
| 大型(10トン車) | 6.5トン以上 | 11トン以上 | 大型 |
※排気量は軽トラックのみ660cc以下で、小型より上は660ccを超えます。数値は目安で、装備や車種によって変わります。
ここからは小さい順に、それぞれの積載量と向いている仕事を見ていきます。
排気量660cc以下、最大積載量350kgまでと決められた規格が軽トラックです。農業や造園、個人事業の現場では、最初の1台として真っ先に名前が挙がります。
強みは、なんといっても取り回しのよさです。狭い農道やあぜ道、ぬかるんだ田畑にもそのまま乗り入れやすく、あおりを倒せば長い資材も載せられます。屋根代わりの幌を付けるなど、荷台を仕事に合わせて使える自由度の高さも、長く選ばれてきた理由でしょう。
ただし積めるのは350kgまでです。まとまった量の土や砂利、大きな農機具を一度に運ぶとなると、次の小型クラス以上が必要になります。
いわゆる2トン車と呼ばれるのが、この小型トラックです。最大積載量はおおむね2〜3トン前後で、街中の配送から現場の資材運びまで、もっとも幅広く使われているサイズです。
ナンバーは4ナンバー(小型貨物)に収まり、車体の感覚も普通の車に近いため、普通車の延長で扱えます。軽トラでは一度に運びきれない農機具や資材をまとめて積めるサイズとして、軽トラの次の1台に選ばれます。
4トン車と呼ばれる中型トラックは、最大積載量が4トン前後。長距離の配送や、建設資材のように量とかさのある荷物を運ぶ仕事で活躍します。
軽トラや2トン車では足りない量をまとめて運べる一方、運転には中型免許が要るのが目安です。荷台が長くなるぶん、取り回しや停められる現場、保管スペースも一回り大きく考えておきたいクラスといえます。
車両総重量11トン以上が大型トラックで、長距離輸送や大量輸送の主役です。車体を連結して運ぶトレーラー(セミトレーラー)も、この大型の領域に含まれ、運転には大型免許とは別にけん引免許が要ります。
積載量もけん引力も大きい反面、大型免許に加えて、相応の維持費や広い保管場所が前提になります。個人や小規模な事業で持つというより、運ぶ荷物と距離がはっきりしているときに選ぶクラスといえるでしょう。

サイズが同じでも、荷台(架装)の形が変われば、得意な仕事はがらりと変わります。ここでは、もっとも基本的な平ボディから、用途を絞った特殊なタイプまで、代表的な荷台の形を順に見ていきます。自分が運ぶ荷物と重ねながら読むと、向き不向きがつかめます。
荷台に屋根も囲いもない、もっとも基本的な形が平ボディです。汎用性が高く、街中でも現場でもよく見かけます。
上からも横からも積み下ろしできる手軽さが平ボディの強みです。長い木材やパイプ、形のそろわない資材や農機具にも対応しやすく、現場を選びません。一方、雨や直射、走行中の荷崩れには弱いため、シートを掛けたりロープで固定したりして運ぶのが前提になります。
荷台をアルミの箱ですっぽり覆った形で、「箱車」とも呼ばれるのがバンボディです。
雨風やホコリから中身を守れるため、段ボールの荷物や精密機器の配送で選ばれます。積み下ろしは後ろの扉からが基本で、奥に積んだ荷物を出すときは手前から動かすひと手間がかかります。
バンボディの側面が、鳥の翼のように上へ跳ね上がる構造がウイングボディです。
左右が大きく開くので、フォークリフトでパレットごと一気に積み下ろしでき、扱う量の多い物流の現場で重宝されます。構造が複雑なぶん、同じサイズの平ボディより車両の価格は上がります。
荷台が後ろへ傾き、土砂や砂利を一気に滑り降ろせるのがダンプです。建設や造成、農業の土運びで使われます。
積む対象がはっきりしているぶん、ふだんの資材運びのような汎用の用途には向きません。荷台を持ち上げる油圧の仕組みがあるので、整備する箇所がひとつ増えることも頭に入れておきましょう。
荷台にクレーン(ユニックとも呼ばれます)を備え、重い荷物を自分で吊り上げて積み下ろしできるのがクレーン付きです。
建材や庭石、大きな農機具など、人の手では載せにくい重量物を運ぶ仕事に向いています。クレーンの操作や、吊り上げる重さによっては別の資格が要ることもあるため、使う前に確認しておきましょう。
荷台に冷凍機や断熱した庫を備え、温度を保ったまま生鮮品や食品を運べるのが冷凍冷蔵車です。
氷点下まで下げる冷凍車と、5度前後で冷やす冷蔵車とで、対応する温度帯が分かれます。冷凍機を持たず断熱だけで温度を保つ保冷車も、近い仲間です。このほかにも、液体を運ぶタンクローリーや、生コンを運ぶミキサー車のように、用途に合わせた専用の架装を載せたトラックがあります。

どのトラックを運転できるかは、持っている免許で決まります。2017年3月に準中型免許が新たに設けられ、いまは普通・準中型・中型・大型の4区分になりました。取得した時期で運転できる範囲が違うため、ここでは目安として整理し、最後にけん引免許を補います。
2017年3月以降に取得した普通免許で運転できるのは、車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満までが目安です。軽トラックと、ごく小さな小型トラックがこの範囲に入ります。
ややこしいのは、取得した時期で運転できる範囲が変わることです。2007年から2017年のあいだに取った普通免許なら、車両総重量5トン未満まで運転できるとされています。自分がどこまで乗れるかは、免許証の条件欄で確かめておきましょう。
2017年3月に新しく設けられたのが準中型免許です。運転できるのは、車両総重量7.5トン未満、最大積載量4.5トン未満までが目安とされています。
18歳から、普通免許を持っていなくても取得できるのが特徴です。2トン車でも装備で車両総重量が増え、普通免許では運転しきれない車が出てきたことなどを背景に、普通と中型のあいだを埋める区分として設けられました。
中型免許で運転できるのは、車両総重量11トン未満、最大積載量6.5トン未満までが目安で、4トン車クラスまでをカバーする区分です。
2007年6月より前に普通免許を取った人には、総重量8トン未満まで運転できる「8トン限定中型」が引き継がれています。2007年から2017年のあいだの普通免許では、5トン未満までが上限です。限定を外して中型を取れば、4トン車を業務でしっかり使えるようになります。
中型の範囲を超える大型トラックを運転するには、大型免許が必要です。長距離・大量輸送を担う車を扱うため、取得には一定の運転経験や年齢の条件が設けられています。
具体的な条件は、制度の見直しで変わることもあります。最新の要件は、教習所や公的な案内で確かめるのが確実です。
トレーラーのように、車両総重量750キロを超える車をけん引して運ぶには、けん引免許が必要です。
これは、けん引する側の車そのものを運転する免許(大型など)とは別に取る区分です。重機や大きな農機具を大型トレーラーで運ぶ現場では、この免許が関わってきます。

種類が多いぶん、いざ選ぶとなると迷いますが、見るところは大きく2つです。何を積むかとどこを走るか。この2つから考えると、必要なサイズと荷台の形、そして免許が自然としぼれてきます。
まず決め手になるのが、運ぶ荷物の重さと量、そして形です。土砂や砂利のようにまとめて降ろしたいバラ荷ならダンプ、長い資材や形の定まらない荷物なら平ボディ、雨に当てたくない荷物ならバンボディ、という具合に荷台の形が決まってきます。
量がはっきりしているなら、それに見合うサイズを選びます。軽トラで足りるのか、2トン車以上が要るのか。積む量が増えるほど、必要なサイズも、運転に要る免許のハードルも上がっていきます。
同じ荷物でも、走る場所で選ぶトラックは変わります。狭い農道や住宅街が中心なら、小回りのきく軽トラや小型が扱いやすく、幹線道路を長く走るなら中型以上が楽になります。
積み下ろしの環境も見ておきたいところです。フォークリフトが使える倉庫が相手ならウイングボディ、自分で吊り上げる現場ならクレーン付き、というように、設備しだいで向くトラックは違ってきます。
使う頻度が低かったり、現場が散発的だったりするなら、買わずにレンタルで済ませるのも一案です。購入とどちらが得かは、使う回数とレンタル代の積み上げで見比べると判断しやすくなります。
✅️ 合わせて読みたい:農機具レンタルのメリットとデメリットとは?長期利用なら買取・購入も検討すべき

トラックの買い替えを考えるのは、倉庫まわりを見直すきっかけにもなります。農業や造園の現場には、出番の減ったトラクターや古い農機具が一緒に眠っているものです。
そうした農機具は、捨てるのではなく買取に回せば、次の資金にできることもあります。ここでは、手放すタイミングと、査定で見られるところを整理します。
入れ替えを考える目安は、いくつかあります。
これらが重なってきたら、手放しを考える頃合いです。コツは、動くうちに査定を受けること。エンジンがかかり自走できる状態なら値が付きやすく、放っておくほど査定額は下がっていきます。
トラックの入れ替えとあわせて、使わなくなったトラクターや農機具があれば、農機具買取で査定だけでも受けておくと、買い替えの資金づくりにつながります。
査定で見られるのは、年式や使用時間、外観の傷み、エンジンのかかり具合、タイヤやアタッチメントの状態、付属品の有無などです。整備の記録が残っていれば状態を裏づけられ、査定にもプラスです。
動かなくなったトラクターや、長く眠っていた農機具でも、買い取ってもらえることはよくあります。廃棄してしまう前に査定だけでも受けておくと、処分と売却のどちらが得かを見極める材料になります。
運転できます。軽自動車は、取得した時期にかかわらず普通免許の範囲に収まります。
ただし積めるのは350kgまでです。それ以上の量を一度に運びたいなら、小型クラス以上を検討することになります。
車両総重量しだいで、普通免許で運転できることもあれば、準中型が要ることもあります。2017年3月以降に取った普通免許は、車両総重量3.5トン未満までが目安です。
自分の免許証の条件欄と、車両の車検証の数値を照らし合わせて確かめるのが確実です。
おおまかな境目は、車両総重量11トンです。4トン車クラスまでが中型、それを超える大きさが大型というイメージで見ておくと分かりやすくなります。
厳密には見た目の大きさではなく車検証の数値で決まるので、迷ったら車検証を確認してください。
トラックの種類は、まず大きさ(軽トラ・小型・中型・大型)と、荷台の形(平ボディ・バンボディ・ウイング・ダンプ・クレーン付き・冷凍冷蔵車)の2つで見ると、全体像がつかめます。
運転できる範囲は免許で決まり、2017年に準中型が加わって区分が変わりました。選ぶときは「何を積むか」「どこを走るか」から、必要なサイズと形、免許をしぼっていきましょう。
そして、出番がなくなったトラクターや古い農機具は、動くうちにウルトラファームの農機具買取で査定を受けておくと、処分か売却かを落ち着いて選べます。次のトラックや機械への資金づくりとして、手放す選択肢も持っておくと、切り替えがスムーズに進みます。
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